新・怖いくらいに青い空

アニメ・マンガ・ライトノベル考察

最近読んだオススメの本まとめ

CRISPR 究極の遺伝子編集技術の発見 CRISPR (クリスパー 究極の遺伝子編集技術の発見)作者: ジェニファー・ダウドナ,サミュエル・スターンバーグ,櫻井祐子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/10/04メディア: 単行本この商品を含むブログを見るCRISPRを用…

なぜカントリーマアムのサイズは小さくなってしまうのか

食品会社が原料費の高騰などの要因によって従来の価格で商品を売ることが難しくなった場合、まず最初に原材料や製造方法を見直し製造コストを削減しようとする。それでもどうしようもなくなった場合、食品会社が取り得る選択肢は2つしかない。「食品の内容量…

『少女終末旅行』―終末と救済と孤独にまつわる物語

少女終末旅行 1巻 (バンチコミックス)作者: つくみず出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/05/08メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 『少女終末旅行』総評 終末もの(ポスト・アポカリプス)によくある反戦・反核の思想、行き過ぎた科学技…

青春の「光」と「闇」―『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』

響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 前編 (宝島社文庫)作者: 武田綾乃出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2017/08/26メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 後編 (宝…

『メイドインアビス』のレグ君の可愛いシーン・ベスト10

第10位 ハボさんにセクハラされて恥ずかしがり暴れるレグ君 ちっこい体で一生懸命暴れてるのがもう可愛すぎる。はあ…、レグきゅん飼いたい…。視聴負荷は、軽いめまいと口元の緩み。 第9位 オーゼンにボコボコにされて涙目になるレグ君 特に、震え声で「今ま…

『プリンセス・プリンシパル』とイギリス政治

暴力による革命を否定し、あくまでも穏健な方法で国を変えようとするプリンセスの立場は、実にイギリスらしいと思いました。よく言われるように、フランスが革命と人権宣言の国だとしたら、イギリスはコモン・ローの国です。フランスが過激な暴力革命によっ…

『サクラクエスト』総評

他の人もすでに指摘しているが*1、『サクラクエスト』は1クール目と2クール目で「町おこし」の方針が大きく異なっている。1クール目に国王らが行った活動をまとめてみると、 チュパカブラ饅頭販促イベント ゆるキャラ選手権 間野山彫刻の魅力をアピール 映画…

光遺伝学と劇場版『ソードアート・オンライン』の話

最近、光遺伝学という言葉をよく耳にするようになりました。光遺伝学(オプトジェネティクス)とは、まあ簡単に言ってしまえば、光によって神経細胞の状態を制御し、マウスのうつ状態を改善させたり、マウスの記憶を書き換えたり、記憶のメカニズムを解明し…

『サクラクエスト』のエリカ様がクッソ性格ひねくれてて可愛い

いや~、もうホントかわいい。店ではいつも不愛想で塩対応、しかも画面に出てくるたびに文句ばっか言って周りに呪詛まき散らしてるのが、黒沢ともよさんの名演とも相まって、もうエリカ様のためだけにこのアニメ見てると言っても過言じゃないですわ。僕は国…

公共施設が禁煙になっていくことを「暮らしの一部をどんどん奪われている」と感じる人たち

筋金入りのヘビースモーカーのムツゴロウさんこと作家・畑正憲さん(82)は「五輪という錦の御旗を立てて、(喫煙する)ぼくらを迫害するのは勘弁してほしい」と、法律的に問題のない喫煙の権利が阻害されていることを嘆く。さらに「昔は野球もよく見てた…

『きみはかわいい女の子』の小枝ちゃん可愛すぎ問題

古今東西、小さいものは可愛いと決まっているのです。枕草子にも「小さきものは、みなうつくし」と書かれているくらいですから、それはもう不変の真理と言ってもいい。というか、ちっこくてかわいい女の子と付き合いたいって妄想したことない男っているんで…

『将来的に死んでくれ』―不思議で衝撃的な百合漫画

次にくるマンガ大賞というものがあったので投票しました。私はもちろん『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』を1位にしたのですが、ノミネート作品を見るとかなり百合漫画、あるいは百合要素の強い漫画が多いなという印象。読んだことある作品だ…

日本の電機メーカーがダメになった本当の理由

東芝とかシャープとか個別の企業について詳しく見ていけば色々な理由がつけられると思いますが、日本の電機メーカーが完全に共倒れ状態になってる根本的な理由は何なのか? という事は誰もが気になると思います。講談社現代新書の『東芝解体 電機メーカーが…

2017年上半期アニメ総評

3月のライオン 『3月のライオン』という作品の中には実にたくさんの要素がある。家族とは何か、仲間とは何か、たった一つのことに人生を捧げるとはどういうことか。大人になるとはどういうことか。孤独と絶望、勝利と敗北、才能と努力。一つの作品の中に色々…

『けいおん!』第2期、第25~27話感想

BSプレミアムで去年『けいおん!』の再放送をやってて、良い機会だったので各話の感想を書いたのですが、 『けいおん!』第1期、各話感想 - 新・怖いくらいに青い空 『けいおん!』第2期、各話感想 - 新・怖いくらいに青い空 第2期の第25~27話については、感想…

『ヤマノススメ』から溢れ出す阿澄力

阿澄力とは、阿澄佳奈さんが演じているキャラクターに宿る力のことです。具体的に言えば、 『WORKING!!』のぽぷら 『のんのんびより』の小鞠 『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』の壱級天災 『ニセコイ』の万里花 『ハイスクール・フリート』の美波 といったキャラクタ…

『ななしのアステリズム』第5巻感想―仕分けされる苦しみ、そして、私たちを形作る名前のない星々

『ななしのアステリズム』第5巻読んだ。前巻の衝撃を軽々と超えてくる怒涛の最終巻だった。第1~4巻までの感想は以下の記事を参照。 史上最強のトライアングル百合漫画『ななしのアステリズム』 - 新・怖いくらいに青い空 『ななしのアステリズム』第4巻が…

『博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?』第2巻―この漫画バリ凄いっちゃが!

博多弁の女の子はかわいいと思いませんか? 2 (チャンピオンREDコミックス)作者: 新島秋一出版社/メーカー: 秋田書店発売日: 2017/03/17メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る第1巻の時も思ったけど、やはりこの漫画、福岡に住んでた人が読むと面白…

『月とライカと吸血姫』第2巻感想

月とライカと吸血姫 2 (ガガガ文庫)作者: 牧野圭祐出版社/メーカー: 小学館発売日: 2017/04/18メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る第1巻に引き続き、第2巻も本当に素晴らしかったです。国家(特に旧ソ連のような全体主義的な国家)において、個…

『かぐや様は告らせたい』第5巻感想

『かぐや様は告らせたい』第5巻に収録されている夏休み編、その素晴らしさについてはすでに何人かが語りつくしているので、ここではもう述べません。 『かぐや様は告らせたい』 第34話 花火の音は聞こえない(前編) 感想 - 現実逃避 『かぐや様は告らせたい…

地球外生命について

NASAの地球外生命いるいる詐欺 近年、アメリカ航空宇宙局(NASA)は地球外生命に関する緊急記者会見を何度も開いている。その内容と言えば、ヒ素をDNAに取り込む細菌の発見、火星表面で液体の水を発見、地球型惑星を複数持つ恒星の発見などでした。正直、NAS…

『百合百景』の素晴らしさ

アニメイトなどに行くと、最近やたらと百合短編集みたいのが目立ちます。pixivやtwitterで百合イラスト描いてるイラストレーターの人が単行本を出したり、ある特定のテーマに絞って複数人が共同で描いていたり。そういう作品を手に取って読んでみたりはする…

艦これの長月くんの素晴らしさ

服装 シックで清楚な印象の黒い制服なのにお子様体型な長月くんが着てるというギャップが良い。体格に対して若干サイズ大き目なのが萌える。吹雪型の半袖制服などとは違い、ふかふかで暖かそう。天日干しした布団みたいな匂いしそう。ボイス 歴戦の戦士のよ…

『月とライカと吸血姫』第1巻感想

月とライカと吸血姫 (ガガガ文庫)作者: 牧野圭祐出版社/メーカー: 小学館発売日: 2016/12/28メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 旧ソ連の宇宙開発 『月とライカと吸血姫』読みました。近年のガガガ文庫の中で最高の作品です。まず第一に、旧ソ連…

『けものフレンズ』のツチノコは言動が意味不明すぎて萌える

かばんちゃんとサーバルちゃんに会った瞬間、叫び声をあげて逃げ出すツチノコ「アアアアアアア!!!」「な、なな、なんだお前ら!」 普通の声じゃなくて、文字として表すのが難しい特徴的な奇声をあげるツチノコ、かわいい。 「そこ閉めたのかコノヤロー!!」「く…

『けものフレンズ』のハシビロちゃん

『けものフレンズ』を見て、去年上野動物園で見たハシビロコウのことを思い出したので、その時に撮った写真を見せるよ。ハシビロさん pic.twitter.com/RDkbujOFav— 九州人 (@kyuusyuuzinn) 2016年7月28日すご~い!ハシビロさんメッチャ羽広げてる pic.twitt…

ありがとう、『ゼロの使い魔』

以前にも書いたことがあるが、私が生まれて初めて読んだライトノベルは『ゼロの使い魔』だった。2000年代後半に猛威を振るった釘宮病は、当時中高生だった私にも強い影響を及ぼしており、『灼眼のシャナ』や『ハヤテのごとく!』などと同じく釘宮理恵が出演し…

〈古典部〉シリーズ『いまさら翼といわれても』各話感想

『箱の中の欠落』 『箱の中の欠落』*1は今回初めて読みました。『箱』とそれに続く『鏡には映らない』*2そして『連峰は晴れているか』*3は一繋がりの物語と捉えていいと思います。それはこの3作全てが、登場人物が心の中にある「気になる!」に徹底的にこだ…

『けものフレンズ』と動物のボディプランについて

サーバル、カワウソ、トキ、ビーバー、プレーリードッグ、ライオン、ヘラジカ、そしてヒト。地球上の動物の色、形、生態、習性は、多様性に満ちている。もちろんこれは全くその通りなのだが、体を形作る「ボディプラン」は、実はすべての動物で共通なのであ…

ノーベル賞と基礎研究・応用研究について

はじめに ここ1~2年、CRISPR-Cas9技術によるゲノム編集が注目されるようになってきています。関連特許をめぐる研究者間の争いなどのニュースもよく耳にします。 CRISPR-Cas9技術について解説するDoudna博士の動画 - 新・怖いくらいに青い空 驚異のゲノム…