新・怖いくらいに青い空

アニメ・マンガ・ライトノベル考察

ライトノベル

「普通」と「異常」の境界で―『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』が描く「一般人から見たオタク像」

今年、「普通」と「異常」との交流をテーマにしたアニメがいくつか登場しており、『WORKING!!』や『荒川アンダーザブリッジ』がその典型である、という記事をかつて書いた(詳しくは、「「普通」と「異常」の境界で―『WORKING!!』『荒川アンダーザブリッジ』…

誰かの犠牲の上に成り立つ平和とは―『イリヤの空、UFOの夏』が描く「日本人の罪深さ」

セカイ系の代名詞とも言われているライトノベル『イリヤの空、UFOの夏』を読み終わった後に、我々が感じるモヤモヤとした思い、やるせなさは一体何に起因するのだろう。もしこの作品が、ただ主人公とヒロインの堅い愛を描いただけの作品だとしたら、こんな感…