新・怖いくらいに青い空

アニメ・マンガ・ライトノベル考察

『聲の形』の西宮結絃きゅんが可愛すぎて生きるのが辛い!

熊本地震以降の修復工事が先日終わったばかりのTOHOシネマズ光の森で、映画『聲の形』を見てきました。会場は、9割以上の席が埋まっていて、家族連れやら学生グループやらカップルやらがたくさん。そりゃそうだ。今日は営業再開後はじめての土曜日。映画館に行きたくてもなかなか行けなかったカップルたちが、待ってましたとばかりに、この光の森に集っているのだ! 果たしてここは、しがないアラサー男が独りで来て良い場所なんだろうか…。しかし、そんな不安は、映画が始まってしまえば完全に消えてなくなってしまいました。

その代わりに、俺の心はもう、ある登場人物の虜です。漫画で読んだ時も可愛いと思ってたけど、声と動きが加わったことで、その可愛さが倍増している。かわいい、かわいすぎる! 西宮結絃きゅんが可愛すぎて生きるのが辛い!!

結絃きゅんが登場してるシーンは、もうあまりにも可愛すぎて、ずっとニヤニヤしっぱなしですよ! ああもう何この可愛い生き物!? あら不思議、どんなシリアスなシーンでも、結絃きゅんが出てくるだけで、笑顔になれる! 会場も、結絃きゅんが出ているシーンでは、どことなく和やかな雰囲気です。(さすがにこれは気のせい?)

ジャージ&ハーフパンツ姿で、肩からカメラをぶら下げて、ハスキーな悠木碧ボイスのまるで少年のような結絃きゅん。そのつぶらな瞳に、長い前髪がかかっていて、はあもう、可愛いなぁ…

永束と喧嘩して押し倒されてる結絃きゅん、永束と一緒に橋の上の石田と硝子を観察してる結絃きゅん、永束を乱暴に足で蹴ってる結絃きゅん、かわいい…かわいいなぁ…

雨に濡れないようにカメラを隠しながら歩く結絃くん、将也に触られて一瞬だけ「ひゃっ」って声出す結絃くん、公園で寝泊まりしてぶっ倒れてる結絃くん、超かわいいなぁ…

猫カフェのポーチを硝子に渡しに行く時の何故かちょっとテンション高い結絃くん可愛い。硝子から「石田君に好きって言ったけど伝わらなかった」と聞かされた時の「マジで!?」っていう顔の結絃くん可愛い。家でばあちゃんと二人きりで話してる結絃くん可愛い。

そして、ばあちゃんのお葬式の日、橋の下で泣いているセーラー服姿の結絃くん、でも、石田の前では泣き顔を見せずに気丈に振る舞う結絃くん、ほんと可愛い。可愛すぎてぎゅーっと抱き締めてあげたい。

石田の母親に憔悴した声で謝罪する結絃きゅん可愛い。母親と植野が殴り合いやってるのを見て泣いてる結絃きゅん可愛い。泣きながら死骸の写真を剥がす結絃きゅんを見て、観客も号泣です。

あと、やっぱり石田と結絃が会話してるシーンは、どれも凄く良かったですねえ。初登場シーン、雨の日の夜、お葬式の日。特に、石田に初めて「自分は硝子の妹だ」と伝えるシーンと、冬服のセーラー服で石田に勉強を教わりに来るシーンは、本当にもう、可愛すぎて…。いいよ、いいよ~、勉強なら俺が何時間でも、何十時間でも教えてやるぞ~、って叫びたくなります。

映画全体の印象としては、原作漫画にあるような、目を覆って「うわあ」って言いたくなるようなきつい場面&胸糞セリフが、ほぼ半分くらいに薄まっている感じでした(半分でも相当きついけど)。一方で、上で書いたように、結絃きゅんの可愛さは倍増しているので、全体としては、もう完全に「結絃きゅん可愛い!」っていう映画になってました。

もちろん、不満点も無いわけではありません。例えば、硝子と一緒にお風呂に入りながら結絃きゅんが「あいつヤリチンだせ、関わらない方がいいぜ」とか言ってるシーンは、映画版ではカットでした。石田の画像をネットにupしたのがばれて硝子にメチャクチャ怒られて泣きべそかいてる結絃きゅんも、カットでした。永束に無理やり男湯に連れて行かれて気が動転してる結絃きゅんも、カットでした。しかし、それらを差し引いたとしてもなお、結絃きゅんが異次元の可愛さで、もう大満足の出来だったことは言うまでもありません。

そんなわけで、原作を読んで「結絃きゅん大好き!」ってなった人は、是非、見に行ってください。大満足間違いなしの映画となっています。もちろん、本筋のストーリーの方も素晴らしかったので、原作との比較なども踏まえて、いずれまた感想・批評をしたいと思います。