新・怖いくらいに青い空

アニメ・マンガ・ライトノベル考察

『きんいろモザイク』の綾になりたい

いや気楽でいいですよね一人旅。でもふと旅行先で思ったりするんですよ。あれ,これ不知火連れて歩いたら楽しいんじゃね? って。なんというか彼女のまとうあの忠犬オーラと実直さと単純さとでもその裏に隠された感情の豊かさを見ていると,この子には広い世界を見せてあげたい……みたいな気分にさせられるというか。
不知火連れて歩いてる妄想しながらだと一人旅がすげえ楽しい - Danas je lep dan.

Mukkeさんの記事を読んで私も思いつきました。あれ、きんモザの綾になって陽子ちゃんと学校に通えば楽しいんじゃね? って。この際、性別なんかは関係ありません。小路綾に俺はなる!!

親の都合で転校してきて周りに誰も友達がいない中、陽子が「私、猪熊陽子! 陽子って呼んでくれていいよ!」と声をかけてきてくれて、それ以来、休み時間や下校中にいつも陽子の後を子犬のようについて回って、あきれた陽子が「うち来る?」と誘ってくれて初めて猪熊家を訪問して、そこで暗くなるまで一緒にゲームしたりテレビを見たりして、「今日はもう遅いからうちに泊まっていきなよ~」ってなって、一緒に夕食を食べてお風呂に入って、私にはちょっとサイズの大きいパジャマを借りてベッドに入って、そこからまた、家族や友達の話、前いた学校の話、小学生の頃の面白かった事、学校の先生に対する愚痴、好きなテレビや漫画や音楽の話、などなど、いろんな話をして、いつの間にか眠りについてしまったけど、朝起きたらまるで何年も前から親友だったかのように親密な関係になっていて、私は陽子のことが大好きになってしまいます。そして、休日に一緒に参考書を買いに行ったり、お互いの家や図書館で一緒に試験勉強をしたりして、同じ高校を受験して、一緒に合格発表を見に行って、抱き合って喜んで、陽子と一緒の高校に通えるという高揚感を抱きながら入学式に出ます。

私は陽子の斜め後ろくらいの席に座って授業中に陽子の寝顔を眺めて、昼休みは陽子やシノやアリスと一緒にお弁当を食べて、やがてそこにカレンも加わって5人でいろんなところに行って、体育の時間にはペアを組んで密着して柔軟体操をやったり、無防備な陽子のスカートからチラリと見えたパンツにドキドキしたり、夏休みには海や川や花火大会に行ったりして思う存分楽しんで、素晴らしい青春の日々を過ごします。明るい性格の陽子のもとにはいつもクラスの女子や男子が集まってきていて、そこで楽しそうに会話している陽子を遠目に見てちょっぴり寂しい気持ちになって、その後、下校中に立ち寄った公園で二人きりになって、そこでいろんな感情が込み上げてきて思わず陽子に抱きついてしまうと、陽子は「よしよし、まったく、綾は甘えんぼさんだなあ~」とか言って私の頭を優しく撫でてくれます。その後も二人でいろんな所に行って、定期試験の前は5人で勉強会を開き、クリスマスにはプレゼントを交換し合い、バレンタインデーでは一緒にチョコを作って、気付けばまた春がやってきて、2人は別々のクラスになってしまいます。

私がクラス替えのせいで落ち込んでいるのに、陽子は意にも介さずに新しいクラスに溶け込んでいるようで、それがより一層、私を悲しくさせて、「陽子なんかもう知らない!」っていう感じでいつの間にか同じクラスのシノやカレンと過ごす時間の方が長くなって、なんとなく話しづらくなってしまって、夏休み中も陽子に内緒でシノ達と買い物に行ったりしてたら、その事が後で陽子にバレて「なんで私を誘わないんだよ! 私のこと嫌いか!?」と涙目で詰め寄られて、私が「違うの! 陽子の誕生日プレゼントを内緒で買いに行ってただけなの!」って説明したら、陽子の目から大粒の涙がこぼれ落ちて、私も泣きながら仲直りして、その次の日に陽子の誕生日を盛大に祝って、その夜は初めて陽子の家に泊まったあの日のようにまた一緒のベッドに入って、私が勇気を振り絞って「私、陽子のこと大好きよ」とささやくと、陽子も照れくさそうに「わ、私も、綾のこと愛してるぜっ!」って言ってくれて、その時の陽子の顔は暗くてよく見えなかったけど、きっと私と同じように耳まで顔を赤くして笑っていたんだと思います。

……っていう感じで素敵な学校生活を送る妄想を繰り広げていると超楽しいですね。それと最近、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の原作を読み始めたのですが、割と本気で比企谷八幡になりたいと思いました。奉仕部の活動や可愛い妹も良いですが、なんと言ってもあの戸塚きゅんと友達になれるんですよ! あの純粋無垢な笑顔で「八幡!」って呼んでくれるんです! 守りたい、この笑顔! そして、俺がからかったりしたら、拗ねて「もう!八幡のバカ!」とか言ってくれるんです! 実にすばらしいですね。はあ、戸塚きゅん、かわいいなあ。