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新・怖いくらいに青い空

アニメ・マンガ・ライトノベル考察

科学技術関連で最近気になった記事など(その2)

科学技術と社会

飛べる生き物

なんで空飛べる生き物って虫か鳥だけなん? > おんJ > まとめ太郎!

この記事を見て気になったので、ちょっと調べてみました。ムササビやトビウオ、植物の花粉のように、風の力で空を滑空したり浮き上がったりするだけの生物はここでは置いといて、羽などを使ってある程度自由に空を飛べる生き物について考えてみたいと思います。ウィキペディアの記事によると、地球上の生物の中で空を飛ぶことのできる系統は、

しかおらず、このうち翼竜は絶滅しているので、現在は3系統しかないということになります。また、昆虫には様々なタイプが存在しますが、それらは全て、カゲロウやトンボといった原始的な羽を持つ昆虫から分岐していったものと考えられています(その過程で、ダニやノミなど、一部の昆虫は羽を退化させた)。

ということは、約40億年前に地球上で生物が誕生してから、進化の過程で飛行能力を獲得したイベントは4回起こったということになります。これを多いと見るか少ないと見るかは議論が分かれますが、個人的には、これだけ多様な生物がいて4回しかないというのは非常に少ないように思います。それだけ、生物にとって大空を飛ぶ能力を獲得するのは難しいのでしょう。

オリンピックにおける性別の定義

キャスター・セメンヤは、オリンピックに出場する (そして優勝する) 資格がある | Silvia Camporesi
女を否定され、競技人生を絶たれたアスリート 性を決めるのは性器かホルモンか?

なんというか、血中テストステロン濃度を理由にしてセメンヤ選手らの大会出場を認めてこなかったIAAFは、公平さを求めるあまりとんでもない袋小路に陥っているように感じます。

X線天文衛星「ひとみ」

税金310億円で「ひとみ」失敗…虫が良すぎるJAXAの後継機要求 | デイリー新潮

う~ん、JAXAが再チャレンジを申請するのは当然のことだし、これを「虫が良すぎる」とか言って批判するのは、ちょっと「はやぶさ」「あかつき」の成功ばかりを見て感覚が麻痺してる人だと思いますよ。もちろん、昔のソ連みたいに衛星をぽんぽん打ち上げることは出来ないし、きちんと失敗の原因を究明すべきだとも思いますが、何が何でも1回のチャンスで成功させるべきなんて思ってるのだとしたら、それこそ「虫が良すぎる」でしょう。

それと、今回の衛星打ち上げは日本だけの問題じゃなく、完全に国際共同プロジェクトになっているということも念頭に入れるべきでしょう。世界中の研究者が注目しているところなので、やはり、なるべく早い段階で「次」を打ち上げるべきかと。

最近読んだ本

ゲノム編集の現状について非常によくまとめられているのでオススメです。CRISPRに関する歴史だけでなく、他のゲノム編集法や応用例、特許論争などについても詳しく書かれているのが良いですね。ただ、私のように既に論文をいくつか読んでる人なら、何が書かれているのかすぐに分かるのですが、まったくの素人がCRISPRの説明を読んで一回で完璧に理解できるかというと、ちょっと微妙かもしれません。CRISPRとは細菌ゲノム中に等間隔で並んでいる回文配列のことである、この回文配列の間にはウィルス由来の配列が挿入されていて云々、と文字だけで説明されて果たして理解できるのかどうか。適切な図表などを入れて説明してあれば、なお良かったかもしれません。

がん‐4000年の歴史‐ 上 (ハヤカワ文庫NF)

がん‐4000年の歴史‐ 上 (ハヤカワ文庫NF)

がん‐4000年の歴史‐ 下 (ハヤカワ文庫NF)

がん‐4000年の歴史‐ 下 (ハヤカワ文庫NF)

以前の記事でも書きましたが、この本、すごくオススメです。がんという怪物と人類との壮絶な闘いの歴史。まさに、事実は小説より奇なりです。

抗がん剤治療をしないという選択

抗がん剤治療に入ります。と主治医に言われました。。。胞状奇胎→掻爬手術→その後|ヒプノバーシング(催眠出産)HypnoBirthing・ライアー(竪琴)and beyond!
②抗がん剤治療に入ります。と主治医に言われました。。。胞状奇胎→掻爬手術→その後|ヒプノバーシング(催眠出産)HypnoBirthing・ライアー(竪琴)and beyond!

う~ん、このブログのコメント欄やらブクマやらで何べんも言われてることですが、どのような治療を選択するかどうかは結局のところ患者本人が決めることですし、それについて他人がとやかく言う必要はないと思います。けど、患者が「子宮を摘出したくない」「死にたくない」と考えているのなら、変な民間療法なんかに頼らずに、最も確率の高い方法を選択するのが賢明だと思うんですけどね(患者が「別に長生きしたくない」と言うのなら話は別)。

上で紹介した『がん 4000年の歴史』を読めば分かることですが、抗がん剤治療の歴史は失敗の連続と言って過言じゃありません。多かれ少なかれ副作用はあるだろうし、服用すれば100%完治できるという保証もない。けれども、がん治療の長い歴史の中で、あらゆる治療法がふるいにかけられ、効果のない手法が淘汰され、効率良くがんを治せる手法だけが生き残る、ということを繰り返してきて今の治療法があるわけですよね。だからこそ、自分がもしがんになったとしたら、効果のはっきりしない民間療法なんかより、長い歴史の積み重ねの方に命を預けたいと思いますけどね。

航空科学博物館のジャンク市

9月10日に、航空科学博物館で開催されたジャンク市で旅客機模型を買ってきました。6個合わせて8500円くらい。それを組み立てたのがこちら。

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航空会社と機種は以下の通りです。

築地市場の移転問題

結局この問題は、盛り土をするっていう約束だったのに独断でそれをやらないと決めた奴らが一番悪いのは言うまでもないことなんですが……。う~ん……。

  1. 汚染土壌の除去作業で除去しきれなかった有害物質の割合
  2. それらの有害物質が地下水に溶け出して流動的になる確率
  3. その地下水が盛り土やコンクリをすり抜けて地表に出てくる確率
  4. 地表に出てきた地下水が食品などと接触する確率
  5. 食品中の有害物質が人体に健康被害をもたらす確率

こういった何重もの希釈・遮断をすり抜けて健康被害が発生する確率なんて、相当低いんじゃないかと思うんですけどね。建物もほぼ完成しているこの状況で移転の白紙撤回なんてことは不可能に近いので、遅かれ早かれ豊洲に移転することは確定だと思いますけど、まあ納得いくまで調査してみれば良いと思います(建物の地下にアルカリ性の水が溜まってるなんて報道もあるので、徹底的に調べてみたらいいと思います)。個人的に東京五輪は返上すべきという考えなので、「道路工事が五輪に間に合わなくなる」なんて反対意見は心の底からどうでもいいので。

もんじゅ廃炉

もんじゅ廃炉の可能性も、核燃料サイクル岐路 News i - TBSの動画ニュースサイト

この問題はまだ情報が錯綜しててどうなるか分かりませんが、ひとまず廃炉という方向で話が進みそうなので良かったと思います。福井県知事も存続を要望するんじゃなくて、廃炉までの30年の間にもんじゅ以外の地域振興策を考え出す方がよほど前向きだと思うんですけどねぇ。これで本当に廃炉なんてことになったら、各地の原発においてある燃料はどうなるんだって話になるし、何より六ヶ所村もマジギレ状態になると思うので、これからが正念場ですね。

ノーベル賞予想

今年もやります!2016年どうなる?ノーベル賞! | 科学コミュニケーターブログ

ここは毎年ノーベル賞受賞者の予想をしているんですが、今年もやっているようです。まあ当たるかどうかは置いとくとしても、色んな分野の発見・発明について分かりやすく解説されているので、見て損はないと思います。