新・怖いくらいに青い空

アニメ・マンガ・ライトノベル考察

2015-01-01から1年間の記事一覧

細かすぎて伝わらない『陽炎、抜錨します!』(第1~3巻)の萌え(燃え)ポイント

第1巻 艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します! (ファミ通文庫)作者: 築地俊彦,NOCO出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2013/11/30メディア: 文庫この商品を含むブログ (22件) を見る横須賀鎮守府へ転属となった陽炎。別れ際に不知火と抱擁。 冒…

『響け! ユーフォニアム』の2年生組の関係性が尊すぎて生きるのがつらい!

はじめに 【TVアニメ化】響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ (宝島社文庫)作者: 武田綾乃出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2013/12/05メディア: 文庫この商品を含むブログ (16件) を見る『響け! ユーフォニアム』原作小説を第3巻まで読みまし…

話数単位で選ぶ、2015年TVアニメ10選

今年もこの季節がやってきました。例年通り、ブログ「新米小僧の見習日記」を参考にして、 ・2015年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。 ・1作品につき上限1話。 ・順位は付けない。 というルールで、今年最も印象深かった1…

金星探査機あかつきとベネラ計画

探査機あかつきがついに金星の周回軌道に入ったという嬉しいニュースを見て、いろいろ惑星探査の歴史を調べるうちに、旧ソ連の金星探査について興味が湧いてきました。今回のあかつきの観測によって、地球とは似ても似つかない高温高圧な金星大気で一体どの…

『イチゴーイチハチ!』―挫折と再生の物語、そして、ヒロインの圧倒的可愛さ!これぞまさに青春!

さて青春とはいったい何だろう その答えは人それぞれで違うだろう ただ一つこれだけは言えるだろう 僕たちは大人より時間が多い 大人よりたくさんの時間を持ってる 大人があと30年生きるなら 僕たちはあと50年生きるだろう この貴重なひとときを僕たちは 何…

『響け! ユーフォニアム』原作小説の小笠原晴香部長の可愛いシーン(1)

『響け! ユーフォニアム』の原作小説を2巻まで読みました。全体の感想については後日また記事を書こうと思いますが、今日は小笠原晴香部長についてお話します。だって、晴香部長が可愛すぎるんだもん。夏紀先輩、ごめん。以前こんな記事書いときながら、部長…

『UNCOntrollable』への苦言

『UNCOntrollable(アンコントローラブル)』は、女子高生が文字通りコントロール不能な生理現象をただひたすら我慢してるだけの漫画です。これはさぞ酷い光景が見られるんだろうなあ(ゲス顔)と思って、さっそく読んでみたのですが…、これはひどい…。思っ…

WIXOSSの新CMがヤバい

WIXOSS るう子とバトル編 15秒【TV-CM】 - YouTube WIXOSS 晶とバトル編 15秒【TV-CM】 - YouTube WIXOSS 遊月とバトル編 15秒【TV-CM】 - YouTubeいや~素晴らしいですね。何度も見返してしまう破壊力があります。特に遊月の「もう一回!もう一回だけ!」の…

『青春しょんぼりクラブ』読みました

青春しょんぼりクラブ 1 (プリンセス・コミックス)作者: アサダニッキ出版社/メーカー: 秋田書店発売日: 2013/11/08メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る『青春しょんぼりクラブ』第9巻まで読んだんですが、メチャクチャ面白いです!なんと…

『安達としまむら』第5巻―安達にとっての「存在の耐えられない軽さ」

安達としまむら (5) (電撃文庫)作者: 入間人間,のん出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス発売日: 2015/11/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る『安達としまむら』の安達がもう大変なことになってた。これはもう完全にしまむ…

『そんな世界は壊してしまえ -クオリディア・コード-』考察

そんな世界は壊してしまえ ‐クオリディア・コード‐ (MF文庫J)作者: さがら総(Speakeasy),カントク出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー発売日: 2015/10/23メディア: 文庫この商品を含むブログ (9件) を見る『変体王子と笑わない猫』を読んだ時も…

『いでおろーぐ!』第3巻感想

いでおろーぐ! (3) (電撃文庫)作者: 椎田十三,憂姫はぐれ出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス発売日: 2015/11/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る 反恋愛主義者のくせに相変わらず高砂も領家もスゲー軟弱だよなあ。第3巻…

自分ができない事を平然と他人に強制してくる連中がみんなピラミッドの下敷きになって消えてくれればこの世の中かなり住みやすくなるよねという話

最近つくづくそう思います。いや、もちろん、自分ができる事であっても他人に強要するのはダメだし、「俺が若かった頃は云々」「だからお前たちもやればできる!」的なこと言い出す奴も社会にとって害悪であることは分かっています。けれども、こういう人は…

『孤独のグルメ』第2巻によせて

私は平成ガメラシリーズが結構好きで何度も見直してるんですが、特に第1作目の『ガメラ 大怪獣空中決戦』は、怪獣どうしの対決シーン以外でも印象に残っているシーンがありすぎて、見るたびに新しい発見があります。例えば、ギャオスに襲われても全く物怖じ…

五輪エンブレムのコンペで不正が行われていた確率について

東京五輪・パラリンピック組織委員会は28日、都内で開いた会見で、昨年9月に旧エンブレムの公募を発表する直前に、佐野研二郎氏ら8人の「特定の一流デザイナー」に対し、コンペへの参加要請文書を送っていたことを明らかにした。 (中略) 審査の結果選…

『がっこうぐらし!』総評(アニメおよび原作第1~6巻について)

学校という戦いの場 子どもにとって学校とは、仲間と勉強したり遊んだり一つのことに夢中になったりすることのできる楽しい空間であると同時に、生きて卒業するための命がけのサバイバルを強いられる苦しい戦いの場でもある。奇しくも先日アニメ化が決まった…

小説版『心が叫びたがってるんだ。』を読んで映画館に行くのを断念したという話(ネタバレ注意)

小説 心が叫びたがってるんだ。 (小学館文庫)作者: 豊田美加,超平和バスターズ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2015/09/08メディア: 文庫この商品を含むブログを見る映画版に先立って発売された小説版『心が叫びたがってるんだ。』を読みましたので早速感想…

反恋愛主義のプロパガンダ小説『いでおろーぐ!』第2巻考察

はじめに (電撃文庫)" title="いでおろーぐ!2 (電撃文庫)">いでおろーぐ!2 (電撃文庫)作者: 椎田十三出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス発売日: 2015/09/19メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るプロパガンダという言葉を辞書…

『共学高校のゲンジツ』第5巻―あいかわらず尼妻さんと保延さんが可愛い

共学高校のゲンジツ 5 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)作者: さぬいゆう,伊丹澄一出版社/メーカー: 小学館発売日: 2015/08/12メディア: コミックこの商品を含むブログを見る尼妻さん、破壊力ハンパないよなあ。勇気を出して一歩踏み出そうとするたびに、…

「空気」への抵抗―『うちのクラスの頼りないラスボス』『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』

最近読んだ2つの本が偶然にも似たようなテーマを扱っていたので、まとめて感想を書くことにする。 うちのクラスの頼りないラスボス うちのクラスの頼りないラスボス (HJ文庫)作者: 望公太,鈍色玄出版社/メーカー: ホビージャパン発売日: 2012/12/27メディア:…

設計会社が3000億かかるって言ってたのに、JSCと文科省が勝手に1625億に変えて発表していた!

次から次へと衝撃の事実が発覚している新国立競技場問題ですが、ここに来てとてつもなくヤバい記事が飛び込んできましたよ~。それがこちら。 2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の建設問題で、事業主体の日本スポーツ振興センタ…

『がっこうぐらし!』に描かれた「命がけの日常」は現実の学校生活の写し鏡である

『がっこうぐらし!』第5巻 がっこうぐらし! 5巻 (まんがタイムKRコミックス)作者: 海法紀光(ニトロプラス),千葉サドル出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2015/04/04メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るこの記事の結論はタイトルにあるとおりです…

『アオイハルノスベテ』第3巻―学校空間で起こり得る全ての出来事は「輪月症候群」と同じである

アオイハルノスベテ3 (ファミ通文庫)作者: 庵田定夏,白身魚出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン発売日: 2015/05/30メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る『アオイハルノスベテ』第3巻読みました。相変わらず、前半の日常パート・ラブコメ…

2015年上半期のアニメ総評

2015年上半期に見たアニメについて、自分の感想をまとめました。2014年から引き続きで見てた作品 : SHIROBAKO、四月は君の嘘1~3月期のアニメ : 艦これ、幸腹グラフィティ、ローリングガールズ、冴えない彼女の育てかた4~6月期のアニメ : 終わりのセラフ…

『響け! ユーフォニアム』総評

演出・ストーリーについて 個人的な好みもあるが、7話、8話あたりから大化けした印象が強い。そこから最終回まで、各話それぞれに異なる見どころや味わい深さがあった。 この手の作品に有りがちな「主人公補正」が一切無く、あくまでも吹奏楽部という組織の…

25万円の靴を買おうとしているバカ息子の話

6月25日の『荒川強啓 デイ・キャッチ!』で山田五郎さんが面白い話をしてたので、ちょっと文字に起こしてみました。 山田五郎 これもうね、金額がデカすぎて実感が湧かないから、百万分の一くらいにスケールダウンして例えるとですよ、なんか子どもが久しぶ…

新国立競技場問題に関する産経新聞と愛媛新聞を社説をご覧ください

ますます事態が収拾つかないことになってる新国立競技場の建設問題ですが、それに対する産経新聞の社説(6月28日)が「何言ってだコイツ」感ハンパないことになってました。【主張】新国立競技場 混乱収拾へ首相の出番だ(1/2ページ) - 産経ニュース 五輪を…

『夏のバスプール』の望月さんが可愛すぎて萌え死ぬ

志村貴子さんのイラストに釣られて買った畑野智美さんの青春小説『夏のバスプール』。本作は、主人公・涼太(右)とメインヒロイン・久野ちゃん(左)が出会って次第に惹かれていくまでを描いた青春ラブストーリーです。が、しかし! 本作一番の見所は何と言…

『響け! ユーフォニアム』の中川夏紀先輩は何故こんなにも可愛いのか

夏紀先輩は何故こんなにも可愛いのか、そんな事を私ら程度が議論して何らかの答えが出せたとしても、ひとたびアニメで夏紀先輩のお姿を見れば、その可愛さの前に議論など無意味だと知るよね。それでも私は夏紀先輩について語らずにはいられない。下に挙げた…

著者の巻き起こしたその後の騒動を踏まえた上で、ジェームズ・ワトソン著『DNA』を読むとなかなか面白い

DNA二重らせん構造の発見者の一人、ジェームズ・ワトソン博士が2007年に、黒人差別とも取れる発言をして大問題になったことがありました。 ワトソン氏は2007年10月、新著宣伝のため英国を訪問。英日曜紙サンデー・タイムズのインタビューに対し、「アフリカ…