- 作者: アサダニッキ
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2013/11/08
- メディア: Kindle版
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『青春しょんぼりクラブ』第9巻まで読んだんですが、メチャクチャ面白いです!
なんというか、月並みな言葉ですけど、登場人物みんなに共感できるというか、第一印象で「うわっ、何やコイツ」って思うようなキャラでも、話が進んで内面が掘り下げられていくうちに、いつの間にか好きになってるような不思議な感覚があります。
どうしてそう感じるのかというと、やっぱり登場人物がみんなスゲー不器用だからっていうのが大きいと思います。自分に自信が無くて卑屈になってたり、過去の出来事がトラウマになって一歩を踏み出せずにいたり、理由は様々ですが、とにかくみんな不器用で、だからいつも失敗して落ち込んでばかりいて、でもそんな似た者どうしの登場人物が集まって互いに励まし、影響を及ぼし合いながら日常を生きていくという、この空気感がすごく好きです。
そういえば自分が好きになった作品のキャラクターって、みんな不器用な人だったなあと思い返しています。『ココロコネクト』は文研部の全員例外なく不器用で面倒臭い奴ばっかでした(特に稲葉)。『とらドラ!』も『僕らはみんな河合荘』も、登場人物みんな不器用な生き方しかできない性格でしたね。
というわけで、『青春しょんぼりクラブ』はキャラクターがみんな不器用で可愛くて、是非多くの人に読んでいただきたい作品だと思いますね。