新・怖いくらいに青い空

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甲子園脳の恐怖

連日の猛暑の中、甲子園球場高校野球をやるのは危険なのではないか、という声が上がっている。そのような声を受けて、横浜DeNAベイスターズ初代球団社長で、スポーツ庁の参与でもある池田純氏がインタビューで次のように言っている。

甲子園は良くも悪くも議論の対象になる大会です。それだけ注目度が高いとも言えますが、甲子園が『熱中症対策の遅れの象徴』といった具合にやり玉に挙げられてしまうことには、少し疑問を感じていますね
(中略)
議論の前提として、『甲子園だけが異常』なのではなく、日本の気候が急激に変わってしまったこと、それに対してあらゆる対策をしていかなくてはいけないという認識を持ち、スポーツ界を見渡した上で冷静で総合的な議論と判断が必要だと思います

要するに、悪いのは甲子園だけじゃない、日本の気候が急に変わったのが原因なんだから仕方ない、今後みんなで対策考えていきましょ、ということらしい。

どんだけ能天気な奴なんだ、コイツ!

さらに、高校野球ドーム球場でやればいいのでは、という意見に対しては、

常識や旧弊にとらわれないアイディアや意見が出てくるのはいいことだと思いますが、これまでの歴史や経緯を考慮しないで劇的な変化だけを求めてしまうと、これまでせっかく培ってきた“甲子園”という伝統やブランドが危機にさらされてしまう可能性があると感じます
(中略)
“甲子園”は甲子園でやるから“甲子園”なんだというのは、野球に思い入れがあるなしにかかわらず、納得できる話なのではないでしょうか。ブランド論から見ても、それまで球児が紡いできた歴史も込みでブランド価値があるといえます

は? え? 何言ってんの? くだらない、取るに足らない、どうでもいい甲子園の「ブランド」とやらを守るために、選手や観客の命を危険にさらす! バカじゃねえの? 最低の人間だな、コイツ。

じゃあ、どういう熱中症対策が良いんだという話になると、

例えば、『暑くて試合時間が長くなると危ないから、どんな試合展開でも一律に2時間までにしましょう』というような、野球のルールを出発点にしてしまうような対策は共感を得づらく、受け入れられにくいのではないかと思います。京セラドームでの開催も、歴史や伝統を考えると、やはり共感は得にくいと感じます。
私としては、例えば、『甲子園球場に開閉式の屋根をつける』というところから議論をスタートさせるのも、一つの案だと思います。もちろんこの意見にもさまざまな批判はあると思いますが、暑さに対する対策が必要不可欠ななかで、日差しの強弱で開閉できる方法なら“甲子園らしさ”も残せるでしょうし、オープンで健全な議論に繋がっていくのではないかと思います

いやもう、どんだけ頭悪いんだよ。球場に屋根、それも開閉式の屋根をつけるって、どんだけ金かかると思ってんの。その費用は誰が出すの? 試合をナイトゲームにしたり、会場を京セラドームに変えたりする方が、何百倍、何千倍も安上がりだわ!

何? 何なのコイツ? 実現不可能な案をあげて高校球児の置かれた環境を改善させないようにする嫌がらせでもしたいんか? 伝統やブランドと、人の命、どっちが大切か、そんなことも分からないの?

甲子園に脳が侵されると、人はこんなにも愚かになるんだなあ…