「倉上ひなた半端ないってもぉー!
アイツ半端ないって!
いつもは明るい性格なのにあおいが居ないとメッチャ寂しそうな顔するもん…
普段はあおいの方がむしろ、ひなたにべったりっていうイメージあるけど、実は中学の時は友達いなかったから独りに慣れとるし、裁縫とか読書とかやるから1人でもあんま寂しがってないやん。でも、ひなたの方は、普段はあおいを引っ張っていくお姉さんって感じやけど、あおいが居ないとメッチャ寂しそうにしてるやん。
雑誌見てあおいをデートに誘う時、断られるなんてこと夢にも思ってない、必ずあおいは私について来てくれるという確信を持って電話してるやん。それなのに断られて、電車の中とかプラネタリウムで隣にいるはずもないのにあおいに声かけたりして、池袋にいるときもめっちゃテンション低くなってるやん。
そんな尊い世界が広がってるとか想像できひんやん普通! そんなんできる?
夕方になってあおいのバイト先行ったら、あの人見知りなあおいが、従業員やお客さんと楽しそうに会話してるのを目撃して、ひなたはそのまま帰ってしまって…
店! 店の中行けよ! なんでそのまま帰んねん…
普段見ることのできないあおいの姿を目撃してしまって、その輪の中に入っていくことができなくなってるやん。
もうなんでやねん! 繊細すぎるやろ、ひなた… 臆病すぎるやん…
最高や、もう全部最高や。魂震えたしもう…また神回やし。またまたまたまた神回やし」
「あれは絶対、今年ベスト5に入る神回やなぁ」
「入りますねぇ! あれ、入りますね!」
「これからもヤマノススメを、応援しよう」