新・怖いくらいに青い空

アニメ・マンガ・ライトノベル考察

『超かぐや姫!』と『ワンニャン時空伝』

『超かぐや姫!』見た後の第一印象は「これ、令和のワンニャン時空伝やん!」だった。

『ドラえもん のび太のワンニャン時空伝』は2004年公開のドラえもん映画で、声優交代前のドラえもん(いわゆる大山ドラ)での最後の作品だ。

河川敷で子犬を拾ったのび太は、イチと名付け可愛がる。その他にも多くの野良犬・野良猫を見つけ手に負えなくなったのび太たちは、彼らを連れて3億年前に向かい、彼らだけで生きていけるよう進化退化光線銃で進化させた。のび太は「明日必ず来るからね」とイチに約束し、現代へと戻る。

のび太とイチ、彩葉とかぐや。出会い方は非常によく似ている。小学生あるいは高校生が、人間ではない存在を拾い、育てることで、種を超えた固い絆を育んでいく。のび太と彩葉が疑似的に「親」になるという構造。そして、彼らは親としての「責任」と向き合うことになる。

翌日、のび太達は再び3億年前に向かうが、時空間のねじれに巻き込まれてしまい、イチと別れてから1000年後の世界に飛ばされる。そこでは、のび太達が連れてきた犬と猫たちが進化を遂げ、高度な文明を築いていた。その街の中でのび太達はイチとよく似た少年・ハチと出会う。のび太達とハチ達は共闘し、かつて犬猫を迫害していた人類への復讐を目論むネコジャラと対決することとなる。そして物語の終盤、ハチの正体が実はイチであったことが明らかになる。イチはのび太達と再開するためにタイムマシンを開発し、現代へと向かう途中で時空間のねじれに飲み込まれ、記憶を喪失した状態で1000年後に来てしまっていたのだ。ようやく記憶を取り戻したイチは、ようやくのび太と1000年ぶりの再会を果たす。

人知を超えた謎の力で、イチは1000年後に飛ばされ、かぐやは8000年前に行く。その後紆余曲折を経て再会するまでの過程も、両作品で類似している。そして両作品とも、人以外の存在が人へと向ける時空を超えた愛を描いている。イチとかぐやから、育ての親であるのび太と彩葉へ向けられた、無償の愛。その愛にどう応えるべきか、我々人間はその愛を受け取るに足る存在なのか、という問いを突き付けてくるような作品。

これは「約束」と「責任」の物語でもある。大人になった彩葉は、最終的にかぐやとの約束を果たし、「親」としての責任を果たした。一方、まだ子どもののび太には、その責任はあまりにも重いものだったため、結局最後はイチと別れることとなる。

『ワンニャン時空伝』に限らず、『恐竜』でも『日本誕生』でもそうだが、ドラえもん映画のラストはだいたいいつも別れで終わる。でもそれが藤子・F・不二雄が伝えたかったことと直結していると思う。生き物を飼うことには、子どもでは背負いきれないほど重い責任が伴うのだという残酷な現実。それと対照的に、子どものころに負った重い責任を、大人になって果たす、という物語が『超かぐや姫!』だったと言えるかもしれない。

また、忠犬ハチ公や竹取物語といった、日本人に馴染み深い物語をオマージュした作品という点も、細かいところではあるが、超かぐや姫とワンニャン時空伝の共通点と言ってよいだろう。だが、X(twitter)の短文以外でこれらの共通点に言及している人がほとんどいないので、一応、記事にしておく。

『新明解国語辞典』風の単語解説をAIにお願いしてみた

『新明解国語辞典』をご存じだろうか。三省堂が出している国語辞典なのだが、他の国語辞典にはない独特の言い回しが面白いとして、時々ネット上で話題になっている。

一番有名なのは「恋愛」という項目だろう。

恋愛
特定の異性に対して他の全てを犠牲にしても悔い無いと思い込むような愛情をいだき、常に相手のことを思っては、二人だけでいたい、二人だけの世界を分かち合いたいと願い、それがかなえられたと言っては喜び、ちょっとでも疑念が生じれば不安になるといった状態に身を置くこと。(出典:『新明解国語辞典(第六版)』)

ちょっと書き手の感情が乗りすぎじゃないかとも思うが、恋愛という単語が持つ意味の本質を捉えているようにも見える。

他にもこんな例がyoutube(動画はこちら)で紹介されていた。

凡人
自らを高める努力を怠ったり功名心を持ち合わせなかったりして、他に対する影響力が皆無のまま一生を終える人。(出典:『新明解国語辞典(第六版)』)

メチャクチャ辛辣で笑える。このように、一周回ってユーモアすら感じる記述も見受けられる。

しかし、当たり前だが、全ての単語でこのような独特な言い回しが見られるわけではない。例えば、「凡人」の一つ後の項目は次の通り。

ポンず
水炊きのつけ汁などにする、ダイダイのしぼり汁。(出典:『新明解国語辞典(第六版)』)

このように、ごくごく普通の項目もある。というか、「恋愛」や「凡人」の方が特殊なケースだ。

ここで私は、任意の単語を『新明解国語辞典』風に解説してみたら面白いんじゃないかと考えた。ネット上などで面白いとされている新明解の項目を10個ほどピックアップし、それを参考にして特定の単語を解説してという指示をgeminiに出してみた。プロンプトは以下の通り。

新明解国語辞典は、通常の辞書とは違って、皮肉やウィットに富み、言葉の核心を突くような記述(であるがゆえにそれが時としてユーモアにすら感じられる記述)が見られます。例えば、以下のような例が挙げられます。

〇恋 - 特定の異性に深い愛情を抱き、その存在が身近に感じられるときは、他のすべてを犠牲にしても惜しくないほどの満足感・充足感に酔って心が高揚する一方、破局を恐れての不安と焦燥に駆られる心的状態。
〇実社会 - 実際の社会。美化・様式化されたものとは違って、複雑で、虚偽と欺瞞に満ち、毎日が試練の連続であると言える、きびしい社会を指す。
〇政界 - 不合理と金権とが物を言う政治家の世界。
〇善処 - うまく処理すること。政治家の用語としては、さし当たってはなんの処置もしないことの表現に用いられる。
〇動物園 - 捕らえて来た動物を、人工的環境と規則的な給餌とにより野生から遊離し、動く標本として都人士に見せる、啓蒙を兼ねた娯楽施設。
〇凡人 - 自らを高める努力を怠ったり功名心を持ち合わせなかったりして、他に対する影響力が皆無のまま一生を終える人。
〇マスターベーション - 当人は立派なことをしたつもりでも第三者の目から見れば単なる自己満足のためにやったとしか思われない行為。
〇世の中 - 社会人として生きる個個の人間が、だれしもそこから逃げることのできない宿命を負わされているこの世。一般に、そこには複雑な人間関係がもたらす矛盾とか政治・経済の動きによる変化とかが見られ、許容しうる面と怒り・失望を抱かせる面とが混在するととらえられる。
〇恋愛 - 特定の異性に対して他の全てを犠牲にしても悔い無いと思い込むような愛情をいだき、常に相手のことを思っては、二人だけでいたい、二人だけの世界を分かち合いたいと願い、それがかなえられたと言っては喜び、ちょっとでも疑念が生じれば不安になるといった状態に身を置くこと。
〇ロマンチック - その人がいつも現実がそうであればいいと思って想像している理想が実現されたかのような感じがする様子だ。

以上の例を参考にして、以下の言葉の意味を新明解国語辞典風に説明してみてください。

【※ここに単語を記入】

これを使って50単語の解説をしてもらったので、以下で紹介する。ありとあらゆる日本語の中から単語を選んでいては時間がいくらあっても足りないので、今回はある程度分野を絞り、私がテキトーに思いついた単語のみを載せている。

もし、他に気になる単語があれば、上のプロンプトを使って自分で単語解説をやってみてほしい。

職業・人物等

人間
高度な知能を持ちながら、感情の起伏に振り回され、自ら作った文明の利器によって首を絞め、他者と比較しては優越感や劣等感に浸るという、矛盾に満ちた哀れな知的生命体。

子ども
未熟であるがゆえに無邪気で、残酷なまでの正直さを持ち合わせる小さな人間。親にとっては「目に入れても痛くない」愛情の対象であると同時に、自由な時間と貯蓄を容赦なく奪い去る、制御不能なエネルギー体。

天才
常人には到底理解し得ない思考の飛躍を持ち、その才能ゆえに周囲との摩擦を絶やさず、往々にして孤独や狂気と隣り合わせの人生を歩む、神の悪戯によって設計された異端者。

政治家
自らの野心や利権を「公僕」という美名で包み隠し、選挙の時だけは有権者に媚を売り、当選後は「善処」という言葉を盾に実質的な進展を先送りにすることを生業とする人々。

芸能人
大衆の好奇心や羨望をガソリンとして、自己のプライバシーを切り売りしながら虚像を演じ続ける人々。一時の喝采と引き換えに、常にスキャンダルという名の断頭台に立たされている。

経営者
組織の頂点に立ち、利益の追求に汲々(きゅうきゅう)とする人。常に倒産や不況の影に怯えながら、一方で従業員には「夢」や「やりがい」を説いて働かせる、孤独と虚栄の狭間に生きる存在。

会社員
組織の一員として己の時間を切り売りし、月々の決まった報酬と引き換えに、上司の機嫌や理不尽な業務命令に耐える日々を送る人。家庭と職場の往復という円環構造の中に身を置き、日曜の夕刻には言いようのない憂鬱(ゆううつ)に襲われる宿命を持つ。

教育・学問

小学校
国民として最低限必要な知識と、集団生活という名の「均一化」を叩き込まれる最初の場所。純粋な学びの場であるはずだが、実際には給食の好き嫌いや足の速さといった、学問とは無関係な要素で階級が決定される、残酷な社会の縮図でもある。

中学校
子供でも大人でもないという不安定な免罪符を盾に、過剰な自意識と反抗心が渦巻く修練場。義務教育の終着点として、将来の選別(高校受験)に向けた冷徹な数値化が本格的に始まり、多くの若者が「現実」という壁に初めて突き当たる場所。

学習
未知の事柄を己の知識体系に組み込もうとする崇高な行為。しかし実社会においては、しばしば試験という名の数字による序列付けに打ち勝つため、あるいは他人よりも優位に立つための、苦行に近い手段として機能する。

宿題
家庭という本来休息の場であるはずの空間に、学校という公的機関が強制的に介入してくる不条理な課題。往々にして、提出期限の間際になって、己の計画性のなさと対峙(たいじ)させられる苦行の種。

予習
これから教わる内容を、教わる前に自力で理解しようとする矛盾した行為。優等生にとっては自己顕示のための準備であり、凡庸な学生にとっては、授業中に指名されて恥をかくことを回避するための防衛手段。

運動会
一定の広場に集まり、徒競走や玉入れなどの身体活動を強制的に、あるいは熱狂的に行う行事。子どもの成長を確認する場という名目の裏で、大人は席取りに血眼になり、足の遅い子どもにとっては、衆人環視の中で劣等感を刻み込まれる試練の場となる。

哲学
「自分とは何か」「世界とは何か」という、答えの出ない問いに執着し、平易な言葉で語れるはずの事象を、あえて難解な概念で包み隠そうとする知的遊戯。深淵を覗き込んでいるつもりが、単に世俗から遊離しているだけの状態に陥る危うさを秘める。

文学
人生の苦悩や矛盾、あるいは人間の醜悪な一面を、美しい言葉や巧みな構成で飾り立てた虚構。読者はそれを読むことで、自分だけが不幸ではないという奇妙な安堵感を得たり、現実逃避の口実としたりする。

科学
「真理の探究」という大義名分を掲げつつ、その成果が軍事や経済的支配に直結することを否定できず、自然を数値化して管理しようとする、人間の傲慢な知性の集積。

施設・場所

遊園地
日常の鬱屈を忘れるために、人工的に設えられたスリルや甘美な幻想を金で買い、長蛇の列に耐えることをも娯楽の一部と錯覚させる、大がかりな現実逃避の装置。

図書館
人類が過去に積み上げてきた膨大な知恵や虚飾を、静寂という名の制約のもとで無償で提供する施設。時に、本来の目的を忘れ、単なる自習室や午睡の場として利用する凡人たちをも寛容に受け入れる。

空港
未知の世界への憧憬と、日常から逃避したいという欲望が交錯する巨大な結節点。華やかな旅立ちの舞台である一方で、入国審査という名の国家による選別が行われ、また、しばしば天候や機材の都合という不可抗力によって、人々がロビーで途方に暮れる場所。


人々がそれぞれの目的地に向かって、ただひたすらに交差し、過ぎ去っていく無機質な空間。朝には労働の現場へ向かうための選別所となり、深夜には酔客たちの醜態や孤独を優しく、あるいは冷ややかに包み込む。

田舎
都会人が「癒やし」と称して勝手な幻想を抱く場所。実際には、濃密すぎる人間関係と閉鎖的な因習、そして利便性の欠如という現実が、厳しい自然環境とともに同居している地域。

都会
無数の人間が密集しながらも、互いに無関心を装うことで辛うじて平穏を保っている巨大な人工空間。華やかな看板や流行の裏側には、地方から吸い上げた若者の野心と、それを磨耗させる孤独、そして高すぎる家賃という現実が居座っている。

スーパーマーケット
食料品や日用品を大量に並べ、消費者の購買意欲を巧妙に煽る大規模な小売店。特売品の奪い合いやレジ待ちの列に見られるように、効率化された現代社会における人間の生存競争を最も身近に観察できる場所。

娯楽

娯楽
日常の退屈や労働の苦痛を一時的に忘れるために行う活動。多くの場合、その場限りの興奮や快楽を得るために貴重な時間と金銭を浪費するが、終わってみれば言いようのない空虚感に襲われることもある。

映画
暗闇の中で、他人の作り上げた虚構(フィクション)を、あたかも真実であるかのように凝視する行為。しばしば感動や教訓を押し付けられるが、当人はそれによって自身の凡庸な日常が彩られたような錯覚を抱く。

スポーツ
本来は身体を動かす快楽であるはずが、いつしか国家の威信や巨額のスポンサー料が絡む勝負事と化し、勝者には過剰な賞賛を、敗者には残酷な忘却を強いる過酷な競争。

オリンピック
平和の祭典という表向きの看板の裏で、国家間の国力誇示と巨大資本の論理が渦巻き、アスリートの純粋な努力が政治的・経済的な「駒」として消費される、四年に一度の巨大な興行。

音楽
音の組み合わせによって、聴く者の感情を一時的に高揚させたり、逆に過去の感傷に引き戻したりする魔術的な時間。単なる旋律の羅列ではなく、時には孤独を癒やし、時には集団を熱狂させて理性を失わせるほどの力を秘めた、実体のない表現物。

ゲーム
現実世界の困難や責任から逃避するために用意された、架空の達成感を得るための装置。しばしば、その攻略に費やした膨大な時間と引き換えに、現実世界での地位や健康を損なうという皮肉な結果を招く。

歴史

縄文時代
自然の恩恵と脅威が表裏一体であった、遠い昔の日本。人々は狩猟と採集に明け暮れ、明日をも知れぬ命を繋ぐために土器を作り、祈りを捧げた。現代人が抱く「理想の共生社会」という幻想を投影されがちだが、実際には飢えと隣り合わせの過酷な生存競争の時代。

戦国時代
昨日までの主君が今日の敵となり、裏切りと野心が渦巻いた殺伐たる動乱期。力こそが正義であり、下剋上の美名の下に多くの命が露と消えた。現代においては、サラリーマンが自らの競争社会を投影して楽しむ、ロマン化された格好の娯楽材料となっている。

江戸時代
強力な幕府の統制下で、平和と引き換えに身分制度という名の「諦め」が社会を支配した二百数十年間。閉鎖的な環境の中で独自の文化が爛熟したが、一方で変化を拒み、伝統を絶対視する日本人の国民性の原型が形作られた時代。

武士
主君のために命を投げ出すことを美徳とした、過去の日本における特殊な階級。現代においては、時代劇の中で美化された虚像として、あるいは融通の利かない頑固な人間を揶揄(やゆ)する比喩として生き残っている。

明治維新
古い体制を力ずくで覆し、西欧の猿真似(まね)をすることで「近代化」を急いだ政治的転換。その過程で多くの伝統が捨て去られ、日本人が「どこへ向かっているのか」という根本的な問いを棚上げにしたまま、現在に至る狂騒の始まり。

平成
「平らかに成る」という理想とは裏腹に、長く続いた繁栄の残り香を惜しみつつ、じわじわと忍び寄る停滞と衰退の予感に国民が戸惑い続けた三十年間。インターネットの普及により、誰もが発言権を得た結果、不寛容な社会が完成した時代。

日用品

歯ブラシ
口腔内に残った飽食の残滓(ざんし)を掻き出すための、毛の生えた棒状の道具。磨き残しを歯科医に指摘される恐怖から逃れるため、あるいは自身の口臭が他者に不快感を与えることを恐れる現代人の、ささやかな抵抗の武器。

ドライヤー
熱風という暴力的な手段を用いて、濡れた毛髪を強制的に乾燥させる器具。自然の摂理に逆らって形を整えようとする人間の虚栄心を満たす道具であり、その騒音は、しばしば他者の発する重要な言葉を遮断する。


知的な活動や事務作業を行うための台。当初は創造的な思索の場として期待されるが、時間の経過とともに、処理しきれない書類や雑多な物品が堆積し、その人の内面の混乱や怠惰を如実に映し出す鏡と化す。

ボールペン
先端の小さな球体が回転することで、インクを紙に擦り付ける筆記具。肝心な時にインクが出なかったり、いつの間にか他人に持ち去られたりして、所有者の所有権がいとも容易に侵害される、安価で消耗品的な宿命を背負った道具。

腕時計
時間を管理するという名目で、自らの手首を縛る計器。高価なものは地位の象徴(ステータス)として誇示されるが、結局のところ、持ち主が常に時間に追われ、その奴隷であることを証明する道具に過ぎない。

スマートフォン
手のひらサイズの板状の装置。世界中の情報に触れられると謳(うた)いながら、実際にはSNSでの承認欲求の追求や、他人の私生活の覗き見に人々を依存させ、考える力を奪う現代の電子的な「鎖」。

概念

理解
相手の意図や事象の本質を捉えたと「思い込む」こと。実際には、自分の既知の物差しで都合よく解釈したに過ぎない場合が多く、その誤解が露呈した瞬間に、人間関係の亀裂や絶望が生まれる。

性格
その人が生まれ持った、あるいは後天的に植え付けられた、変えようにも変えられない思考や行動の癖。美点として語られることもあるが、多くの場合、他人との衝突の原因となったり、自分を縛り付ける呪いとなったりする個人の特性。

感情
理性の制御を軽々と飛び越え、人間を歓喜の絶頂に突き上げたかと思えば、次の瞬間には絶望の淵へと叩き落とす厄介な生理現象。しばしば「自分だけは冷静だ」と思い込んでいる者ほど、これに振り回されて醜態を晒す。

コミュニケーション
互いの意思を疎通させるという崇高な目的を掲げながら、実際には言葉の裏を読み合い、マウントを取り合い、あるいは空気を読んで沈黙するという、極めて高度で疲弊を伴う心理戦。円滑にいっているように見えて、実は単なる「妥協の産物」であることも少なくない。

分析
複雑に絡み合った事象をバラバラに分解し、理屈をつけて分かったような気になる行為。往々にして、対象の持つ生命感や情緒を削ぎ落としてしまう側面があり、数字やデータに固執するあまり、本質を見失う危険を孕んでいる。

創造
無から有を生み出すと称して、実際には過去の遺産を巧みに再構成したり、個人の妄想を形にしたりする孤独な作業。世に認められれば「芸術」と崇められるが、認められなければ単なる「奇行」として片付けられる、博打的な要素の強い営み。

安全
脅威が一時的に遠ざかっているに過ぎない、脆(もろ)い均衡状態。人間が万全の対策を講じたと慢心した瞬間に、その背後から崩れ去る宿命を持っており、現代社会においては高いコストを支払って買い取る商品の一種。

危険
日常の平穏を根底から覆す可能性を秘めた事象。多くの場合、人間はそれが目の前に迫るまで直視しようとせず、事後に「まさか自分が」という定型句とともに後悔するための材料。

解釈
物事の真実をそのまま受け取るのではなく、自分の都合や過去の経験、あるいはその時の気分に合わせて形を歪める行為。「正解」がないことを奇貨として、己の主張を正当化するために用いられる知的操作。

『教皇選挙』見た感想

今更だけど『教皇選挙』見たので雑多な感想を書いておく。

これはバチカンに限らずあらゆる組織においてそうだが、本当に能力があるふさわしい人がトップに選ばれるとは限らない。名誉欲や出世欲が強くて上に立つためなら何でもする野心家がトップになりがちである。この映画は、表向きは聖人君子のように見える枢機卿たちが、裏でドロドロとした政治劇を展開しているという醜い現実を、白日の下に晒してくる。美しい聖堂の床にタバコが捨てられてる印象的なシーンが、それをよく象徴している。

私がこのブログでよく引き合いに出す『シャーマンキング』は、『教皇選挙』と似たようなテーマを扱っていたと思う。それは「神に仕える者、人の上に立つ者はどうあるべきか」というテーマ。麻倉葉も基本的に無欲な人だが、やはり、そういう人はなかなかトップ(=シャーマンキング)にはなれない。

それでも、時折「奇跡」が起こって、本当にふさわしい人物が選ばれることがある。作中であったように、偶然が重なって、不思議な風が吹くことがある。この巡り合わせ、偶然の積み重ねのことを、人は「奇跡」と呼ぶのだろう。人間は間違えてばかりだけれど、でも、意外と良い選択をしている場合もあるよね、という希望を最後に示す映画だとも思う。

だが、話はそう単純ではなくて、「本当に一点の曇りもない人間などいるのか?」「己の野心で動くことは本当に悪い事なのか?」という問題にまでこの映画は踏み込んでいるように思う。

新教皇になったベニテスもまた、己の中に野心が無いとは言い切れない。どんなに崇高な理念や意志を持っていても、力(地位)がなければ無力だという現実を、彼も理解しているんだと思う。そうでなければ教皇に選出されることを彼は受け入れなかっただろうと思う。ブリーチで「剣を握らなければお前を守れない。剣を握ったままではお前を抱き締められない」とかいうオサレポエムがあったけど、それとよく似た二律背反の現実がそこにはある。

そして最終盤になって、さらに驚くべき秘密が明らかになって、バチカンが抱える差別意識の複雑性を浮き彫りにするような展開に。保守派もリベラル派も美辞麗句を並べ立ててはいるけれども、結局はこれまでずっと女性を中枢から排除してきたっていう意味では同じ穴の狢だよね、という告発。神が男と女を作ったというのなら、何故、両性具有が存在するのか?っていう問いも、キリスト教にとってクリティカルな批判になるかもしれない。

秘密のベールに包まれたコンクラーベを描いたという点で注目を集めた映画だが、ストーリー自体はそこまで面白いものでは無かったので、アカデミー作品賞逃したのも「まあ、仕方ないかな」とは感じる。

話数単位で選ぶ、2025年TVアニメ10選

毎年恒例のアニメ話数単位10選を今年も選出しました。

関連記事:【お知らせ】「話数単位で選ぶ、2025年TVアニメ10選」の集計を今年も「aninado」で行います!

『mono』、第3話、「アニメ化直前!!地獄の弾丸聖地巡礼スタンプラリー!!」

脚本:吉岡南都
絵コンテ:上原史之
演出:上原史之、倉富康平、村川直哉
作画監督:上原史之、佐藤弘明、中山みゆき、五藤有樹、今岡律之
総作画監督:宮原拓也
本作のキャラクターが車に乗って『ゆるキャン△』の聖地巡礼をするというメタ的なエピソード。その行程は終始慌ただしくコメディ要素満載であるがゆえに、ラスト付近の鉢伏山展望台の場面がより一層輝いて見える。眼下の風景に圧倒されるキャラクターの表情、強風になびく服と髪、夕暮れ時の光と雲の描写。まるで、さつき達の感情をそのまま写し取ったかのような、あまりにも美しく感動的なワンシーン。

BanG Dream! Ave Mujica』、第4話、「Acta est fabula.」

脚本:後藤みどり
絵コンテ:森田紘吏
演出:森田紘吏
CGディレクター:遠藤求
若葉睦の中にある別人格・モーティスの初登場回。巧みなカメラアングルとBGMによって、モーティスという存在の得体の知れなさを浮き上がらせると同時に、Ave Mujicaのメンバー5人それぞれの思惑が見え始める。まるでホラーアニメのような雰囲気が非常に印象的で、個人的には、春日影を歌った第7話や、30分すべてを使ってライブシーンを描いた第13話よりもクオリティが高かったと思う。
関連記事:『BanG Dream! Ave Mujica』第4話の感想・疑問・良かった点など - 新・怖いくらいに青い空

ウマ娘 シンデレラグレイ』、第9話、「日本ダービー

脚本:金田一
絵コンテ:阿久津徹也
演出:前田基匡
作画監督:小川玖理周、谷口義明、橋本真希、hobae、黄鶴亭、林珠銀、Ningan、Fundo、明光、山田龍太郎、モリタユーシ
総作画監督:福元陽介
ルールの壁に阻まれて日本ダービーを出走できなかったオグリキャップを描くことで、あらゆるスポーツにとって避けることのできない「ルール」というテーマが浮き上がってくる。競馬だけでなくあらゆるスポーツにとってルールは絶対であり、プレイヤーはそのルールに則って戦うことしかできない。だが、ルールは時代に合わせて柔軟に変えていかなければならない、という側面も併せ持つ。例えば、もし野球のルールが100年前と何も変わらなかったとしたら、日本人選手がこんなにもMLBで活躍することは無かっただろう。1988年の2つのレース、様々なウマ娘や関係者達の思い、その後の日本競馬界がたどった歴史をオーバーラップさせて描くことで、ルールとは誰のためにあるのかという究極の問いを鮮やかに描き出して見せている。

『小市民シリーズ』、第17話、「ふたたびの秋」

脚本:大野敏哉
絵コンテ:神戸守
演出:金子伸吾
作画監督:樋口香里、竹本未希、永山恵、廖菲、胡云濤、陸子煜、趙昱慧、味增拉面、富春、毛縞斑
総作画監督:具志堅眞由
秋期限定栗きんとん事件』編のラストを飾る回。小市民になりたいと願い続けてきた小鳩と小佐内が、自らを見つめ直し、再び一緒にいようと誓い合うまでの長い道のり。小市民になることのできなかった2人のどうしようもなく不器用な生き方が、ただただ愛おしいと感じる。だが、話はそこでは終わらない。栗きんとんを食べながら展開される最後の推理、明らかになる小佐内ゆきの復讐の動機。可愛さの中に隠れている怖ろしさをこれでもかと見せつけてくる羊宮妃那さんの名演に、ただただ圧倒されるばかりだった。
関連記事:アニメ版『小市民シリーズ』第11~17話について - 新・怖いくらいに青い空

『よふかしのうた Season2』、第5話、「あなたと過ごした数年間」

脚本:横手美智子
絵コンテ:板村智幸
演出:武藤信宏
作画監督:西道拓哉、露木愛里、渡辺浩二、黒鳥剣、伊藤大翼、古谷梨絵
総作画監督:西尾淳之介、佐川遥
カブラさんが吸血鬼になるまでの過程を通して、生きづらさに満ちた人間社会と、社会から疎外された人を受け入れてくれる夜=吸血鬼の存在を対比的に描く。残酷だが温かみもあるエピソード。さらに、ようやく七草ナズナの過去も明らかになるなど、物語の大きなターニングポイントとなった回だった。

『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』、第4話、「イートイン・ファイトアウト」

監督・脚本・制作:亀山陽平
わずか3分ほどの映像だが、絶妙なセリフ回しとカメラアングル、どこかシュールでコミカルなアクションシーン、その後のオチの付け方まで完璧で、何度も見返したくなる魅力がある。他の回もよかったが、寺澤百花さんを始めとする声優陣の名演が特に光っていた第4話を選出。

『アポカリプスホテル』、第1話、「ホテルに物語を」

脚本:村越繁
絵コンテ:春藤佳奈
演出:廖程芝
作画監督:小澤龍之介、森藤希子、岡崎滉、新村杏
総作画監督:横山なつき
冒頭でホテルのコンセプトや作品の世界観をテンポよく説明した後、客が一人もいなくても健気に営業を続けるロボット達の日常と、その中で起こるちょっとした事件を描く第1話。真面目で人類への愛に満ちているが、どこか抜けていて暴走しがちなヤチヨの人となりを、たった1話で完璧に視聴者に提示できている。オリジナルアニメの第1話として100点満点の回。

『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)』、第6話、「ふたりだけのヒミツが多すぎて、もうムリ!」

脚本:荒川稔久
絵コンテ:加戸誉夫、内沼菜摘
演出:田村浩一
作画監督:原千遥、校條あやベ、ラミー・ブルックス、リニア・カタヤ、PUK、趙小川
総作画監督:森谷春樹
これまでクールで感情を表に見せてこなかった紗月、その負けず嫌いで面倒臭い本性がようやく明らかとなる回。最初は打算で一緒にいただけのはずなのにどんどん良い感じになっていくれな子と紗月の関係性。顔を真っ赤にしながらも、必死に平静を装おうとする紗月の姿が、あまりにもいじらしい。

『瑠璃の宝石』、第6話、「その青をみつめて」

脚本:平見瞠
絵コンテ:田中宏紀
演出:田中宏紀
作画監督佐藤利幸
総作画監督:藤井茉由、大田和寛
自然科学における研究の進め方を、これほどまでに丁寧に描いているアニメがかつてあっただろうか。山の中にあるサファイアの産地を求めて川の砂を調査する瑠璃の姿。そこには自然科学の研究、ひいては、あらゆる人間的な活動において大切なことがすべて詰まっている。
関連記事:研究において大切なことはすべて『瑠璃の宝石』の中にある - 新・怖いくらいに青い空

『フードコートで、また明日。』、第4話、「キャラメルリボン」「別方向だけど」「臭くはない」「一般的和田」

脚本:花田十輝
絵コンテ:川村賢一
演出:今泉竜太
作画監督:村田幸也
総作画監督坂井久太
折部やすな(キルミーベイベー)を彷彿とさせるようなウザいムーブに、メンヘラ的な側面も加わって、和田の面倒臭さがより一層引き立つような回だった。各話ぞれぞれが緩やかに関連している構成も見事だった。

細かすぎて伝わらない『ぼっち・ざ・ろっく!』第5~8巻の面白ポイントまとめ

第5巻

内容
5 蜘蛛を素手で掴めるぼ、その後の虹(手洗ってるよね…?)
9 編曲作業が行き詰まり即身仏になるぼ
9 ぼ母「穴という穴に栄養をぶち込むのよ~~~!」
13 今度こそ絶対完成!ファイナルジエンドカタストロフィ.wav
18 大山登場
19 大山からヒッピー先輩と呼ばれてるぼ [ちなみに、虹夏はリボン先輩、山田は無口先輩、喜多は映え先輩になってる模様。]
25 ライブで荒ぶる日向
31 クラスのサプライズパーティで調子に乗るぼ
32 一人カラオケヨヨコ
33 紙コップ製トロフィー
38 ぼ「年金制度の崩壊や消滅可能性都市の事とか…」、虹(またしょーもない嘘を…) [虹はもう後藤の嘘すぐに分かるようになってるけど、喜はまだメッセージ性ある歌詞書ける後藤への憧れが消えてないの草。]
40 大山のことをアレ呼ばわりする山
44 大山のギター買うために栃木まで行く虹・喜
46 喜がクズ男と遊んでると勘違いしてやんちゃアピしだすぼ
50 終電を逃して駅のホームで始発を待とうとするぼ [陰キャだから虹夏ちゃんの家に泊めてもらおうという発想が出てこない。]
50 伊地知家で店長さんと遭遇したぼ「陰キャ流隠れ身の術!!」
51 山の私物で埋め尽くされてる虹部屋
52 姉のアンプの音量をMAXにする虹
53 ぼが考えたジャケット案を見た虹「ダッッッッッッッッッッッッッッッッセ!!」
53 虹「何この小学生男子のエプロンみたいなデザイン!」、ぼ「うへへ…ありがとうございます」、虹「誉めてないよ!!」 [後藤ひとりのエプロンの柄、家庭科ドラゴン説。]
54 ぼ・虹のゲームに混ざろうとする店長、ぼ(店長さんもするの!?)、虹「えっお姉ちゃんは出てってよ 二人で遊ぶんだから」
64 初レコーディングで緊張してる山を見た喜「あの心臓に剛毛が生えてそうな先輩だって緊張するんですよ!?」
67 レコーディングが進まなくて姉の前で泣き出す虹 [他3人の奇行に隠れてるけど虹も結構めんどくさい性格してるんだよな。]
77 金欠で打ち上げできない結束バンド
88 小学生虹「虹夏はバンドマンなんて絶対なりたくないけどな…将来は公務員になって安定した生活を送るの」 [一人称「虹夏」なの萌える。]
117 スターリーの由来を話す店長 [星歌が作ったスターリーが虹夏にとって光り輝く星であったように、虹夏が作った結束バンドが星となり後藤ひとりを照らす。星に救われた人がまた別の誰かにとっての星になる、というテーマ性を象徴するエピソード。]

第6巻

内容
10 「一緒に卒業式迎えたくないの!?」と山に泣きつく虹
11 なろう小説みたいな妄想をするぼ
12 大山の前で見栄を張る
14 大山「先輩うるさいです!」
16 大山の靴を懐で温めるぼ
21 日向「結束バンド公式垢であげてた先輩達の写真の瞳に偶然景色が映り込んでてそこから先輩達の日々の呟きと照らし合わせてグルグルマップで検索したら偶然生活圏が特定できて今日この辺をうろついてたら偶然先輩達を発見してライブに行くという話が偶然聞こえたんです~」
21 日向のハンドルネーム:しゅきピの養分になりたいオタク
22 日向に頭が上がらないきくり
24 山「ベースを好感度上げのために買ってたり メンバーの私生活の詮索と顔の話ばっかりだし 言葉がなんか薄っぺらいのが嫌」 [ホントこいつ、根は小心者なのに他人にどう思われようが関係ないっていう生き方してるよな。]
25 山に粘着する厄介ファンをたしなめる日向、それを見た山「自分も限りなく黒なグレーだろ」
35 ライブを企画するも出演バンドが集まらずに放心状態となる虹 [虹夏ちゃん、意外と計画性がないよな…。]
38 片付けができない司馬 [真冬先生(『ぼくたちは勉強ができない』)みたい。]
40 事務所の片づけをする結束バンド、山「虹夏早くここ片づけて」、虹「リョウん家じゃないんだから自分の所は自分でやるの!」 [山田って、虹夏の優しさを蛇口捻れば出てくる水みたいに思ってるよな。]
43 虹「あたしが掃除してあげちゃうからリョウ片付けないみたいな所あると思うんですよね」
45 ゴトキン&オオツキン
47 おじさん構文でlineするぼ [その後ずっと長谷川から「おっぢ」って呼ばれてて草。]
48 スライドパネルぼっち
53 自分の企画(メントスコーラとか)では鬼スベりなのに、他人の企画に出るとバズるヨヨコ [本人はいたって真面目なのに、FOLTの面白芸人枠みたいな扱いになってて草。]
55 クリスマスライブなのに謎の神輿を組み立ててるぼ
57 自分のサプライズパーティーに浮かれる店長
60 山田メソッドで後輩から金巻き上げる山
62 ライブ2組目で早くも号泣する店長
63 ぼ父「アリーナサンキュー!」 [この父にしてこの子ありやなあって感じ。]
67 店長のバースデーケーキを食べようとする山
69 ぼから送られた歌に感動して泣く店長
70 家出してきたことを打ち明ける喜
71 虹「まあリョウは野良は野良でも野良ペルシャだけど」 [仮に山田が野良ペルシャだったとして全然ドヤ顔できることではないのに、この虹夏の誇らしげなドヤ顔よ。]
77 おサルウキウキ大学
78 ぼ「人気大学生バンドマン後藤ひとり しかしその裏の顔はウォール街で世界経済を動かす凄腕株トレーダーだったのである…うへ…うへへ…うへ…」
82 伊地知家ではしゃいで追い出される喜 [虹夏ちゃん受験勉強中なのに喜多マジで行動がクソガキで草。]
83 妹の友達からお化け呼ばわりされてるぼ
86 ぼを悪者と思い込む喜多母
87 喜「私が進学しない一番の理由は もっとひとりちゃんに追いつきたいからなの!」
87 宇宙創造ぼ
88 水虫の薬を取り出す喜
88 ぼ「あっこっこの後人と会う予定が…」、喜「ひとりちゃんに用事なんてないでしょ!!」
92 石化ぼっち
93 綿毛になって飛んでいくぼ
94 ブランドものジャージのせいでますます喜多母に誤解されるぼ
97 喜多母をライブに誘うぼ
101 流れ弾が飛んできて速攻で逃げ出す山
102 きくり「滞納してた家賃と税金払ったらすっからかんになっちゃった~!!」
108 喜「え?リョウ先輩にはいつもお世話になってる私からのほんのお礼ですよ~」 [頭カラカラ事件とかその他にも幻滅ポイントいっぱいあったのに、まだそういう認識なんだ。]
110 メンバーを初日の出に誘う喜「ひとりちゃんは行きたいもんね!」 [LINEで後藤に圧かけて多数決で優位に立とうとする喜多。]
110 48時間じっくり丁寧にアルコールを抜いた廣井きくり
110 店長「そうそう昔のお前は心配性なところが可愛かったんだよ」 [星歌の性癖が垣間見えててヤバい。]
112 虹の合格祈願のためにぼから5円借りる山
112 虹「へへ…ありがと!」(触覚ブンブン)
113 甘酒で酔ったと勘違いする山「おいふざけるな!!最近の若者は簡単に音楽を消費して!昔はレコードが擦り切れるまで一曲一曲大事に聴いたんだよ!!それをバズだチックトックだなんのと!変なアレンジ加えてよく分からん女達の踊りの添え物にしおって!!けしからん!!」 [山田リョウ、自分も色んなものに影響される俗物なくせに、浅い理解で作品を消費するミーハーな奴にやたら厳しいよな。]
114 甘酒で酔ったと勘違いするぼ
116 初日の出の光を浴びて灰になるぼ
116 悟りを開き大仏になるきくり

第7巻

内容
3 ぼ「地獄の席替えタイム!!陰キャトラウマイベント第4位!!近くになった人にあ…隣こいつかとがっかりされたような顔をされれば3日は立ち直れない!!心理的負担は3位のクラス替えには劣るが席と人の配置によって天国にも地獄にもなりうるそのギャンブル性の高さが陰キャの豆腐メンタルには耐え難いイベントなのである!!」(※日本陰キャ協会調べ)
5 席替えで佐々木・喜と離れて放心状態になるぼ
6 ぼのために近くの席に来てくれる喜と佐々木
7 正月太りするぼ・山
8 Ame初出
9 ぼ「久里浜の夜」
12 何故かぼに懐くAmeと、急に先輩面し始めるぼ
13 バンド界コミュ障カースト ※日本陰キャ協会調べ
13 身長差でギリ姉としての威厳を保つぼ
13 喜「本当すぐに調子のるわね…」
16 中学の修学旅行でやることなくて荷物の整理する振りを繰り返すぼ
16 ぼ「修学旅行 それは陰キャのトラウマ学校イベント第2位!!朝から晩まで集団行動!常に人目に晒され心休まる暇などない!!」(※日本陰キャ協会調べ)
17 中学の修学旅行であぶれ者オタク班に入れられるぼ
17 プレデターぼっち
18 金閣を見て溶けるぼ
19 喜多力車 [後藤50kg+ギターを背負って清水寺前の坂を登れる喜多ちゃんの体力すごい。]
20 喜「ひとりちゃんは着たいわよね!?」、ぼ「あっはい!!」 [後藤の習性を利用して多数決で勝とうとする喜多。]
21 新選組コスプレでギター演奏するぼ
22 ドラゴンのキーホルダーを買うぼ
27 ぼ「修学旅行で『好きな人いない』っていう奴はこいつノリわりーなと思われる人ランキング堂々の第1位!!」(※日本陰キャ協会調べ)
29 シカ「おいそっちに持ってる餌もよこせよ」「ちんたら渡してんじゃねぇ」「媚びへつらうと思ったら大間違いだぞ」
29 シカに襲われてヤムチャ化するぼ
31 木刀を買うぼ
34 クセつよ映像監督
35 ぼ(体育の時ペア組む相手がいなくてうろうろしてる時の歌って事は墓場まで持ってこう…)
35 金魚鉢虹
36 スタイリストにヘアメイクされて威勢を失う山
38 監督の無茶ぶりでピカソの絵と化すぼ
40 サプライズで誕生日をお祝いされるぼ「あっ去年は忘れられちゃったので今年は期待しすぎないようにって…」
44 虹と同じ大学に行けると知り安心するヨヨコ
44 大学のグループLINEで初手マウントを取るヨヨコ
50 虹とヨヨコが大学近くで合うのに付いていこうとする山
53 休日のフードコートで飯食う店長とPAさん
57 フードコートで水一つで6時間粘りながら時間をつぶすきくり
61 億万長者になる妄想をするぼ
62 結束バンドが売れて遠くに行ってしまうように感じて悲しむファン2号
63 喜「ひとりちゃんの妄想って解像度低いわよね」
64 AmeからのDMにビビるぼ
65 返信がおじさん構文になるぼ
66 会話中ずっと挙動不審なAme
68 黒歴史を掘り返されて灰になるぼ
72 『フォロワー一万越えの陽キャバンド女子が一年で偏差値10上げて大学に現役合格した話』
72 Ameがぼのファンだと言っても信じてもらえないぼ
73 虹・山の卒業式に何故かいる日向
75 同級生からの借金を何とか踏み倒そうとする山
76 最後に2人だけで学校内を巡る虹と山 [思い出の場所が、いつも2人でよく使ってた自販機とか、2人でよく日向ぼっこした裏庭とか、結束バンドを結成した屋上とかばっかりで、ホントこの2人学校でもずっと一緒にいたんやなっていうのが分かる。]
78 最後に同級生から締められる山
82 ぼ「あっAmeさんは私のファンだしクリムトファンももう私のファンみたいなものですよ」、山「ジャイアニズムぼっち」、喜「最近謎に余裕あるんですよ~!」
85 ネットで本名がバレて取り乱すAme
88 Ameにおじさん構文メッセージを送ってライブに誘うぼ
92 Ameが辞めたら自分が10億払わないといけないと勘違いしてるぼ
93 楽屋に挨拶に来るワラビさん、速攻で隠れて楽器の振りをするぼ
94 パリピの真似してワラビさんの前に出てくるぼ
95 誉められるとすぐ手のひらを返す山、虹「このひねくれチョロ陰キャめ…!」
107 MCでAmeに語り掛けるぼ [何度もフラッシュバックで悶絶してきた後藤だからこそ伝わる言葉。創作活動をする上で自分の黒歴史と向き合うのは避けられない、というのが本作の裏テーマなのかもしれない。]
109 大山・日向とぼがシフトかぶらないように調整する店長
110 虹「お姉ちゃんが甘いからぼっちちゃんいつまでも成長しないんでしょ!」、店長「あ!?ぼっちちゃんには店の守護神っていう大事な仕事があるんだよ!!立っときゃいいんだ!!」
113 ライブ後の配信で炎上するAme

第8巻

内容
7 路上でジミヘンに引きずられるぼ、近所の人「あらジミヘンちゃん ひとりちゃんのお散歩しててエラいね~」
8 ジミヘン「ワンワンッ!!(そろそろ帰るぞ!)」
8 ぼ「ジミヘンはいいな 毎日楽しそうで…私も犬に生まれたかった…」「いや!犬は群れ社会!人間より協調性重視だから私みたいなのはすぐ淘汰されるんだろうな…多様な生き方が許される人類に生まれてよかった…」
8 道端で倒れてるきくり
10 ぼ母の若い頃の異名:金沢八景の蟒蛇
11 幼稚園児のコスプレするぼ母「後藤さんにんでーす!」、一瞬でシラフに戻るきくり
13 いつも虹の大学にやってくる山
14 両親から一人暮らししろと言われて家に居づらい山、それを聞いて同情する虹
14 虹と山で家探しするのに何故かついてくるヨヨコ
15 山(この間取り…何か変…)
17 山「…虹夏の所に気軽に遊びに行ける場所がいいから…」、照れる虹「もー!最初からそう言ってよ!もう少し手伝ってあげる!!」 [もう完全にダメ男を甘やかすダメな彼女やん。]
18 きくりが住む築52年風呂なし事故物件を紹介されるも、結局埼玉に住むことにした山
18 食い気味で「ほぼ東京寄りの」と主張する山 [どんだけ埼玉のこと嫌いやねん笑。]
20 「ひとりちゃん起きて!!」と言いながらぼの顔をひっぱたく喜
20 カッコよくインタビューを受ける妄想をするぼ「おぼろげながら浮かんできたんです 1977という数字が」
21 インタビューで意味不明なことをしゃべり出すぼ「あっはい!10億がかかってるプレッシャーの中でのライブだったのですが、(ここで一呼吸)スゥーッ 皆さんのお陰で良いものになったと思います(水を飲む)」「わっ私はスラム街のゴミ山で産まれたんですがそこに一本のギターが捨てられていて…そのボロボロの姿が自分と重なって…」
22 結束バンド初ライブで使った完熟マンゴー段ボールを未だに保存してる店長
23 ぽいずん「虹喜多不仲説」
25 ぼ「あっさっささささん あっ…へへ…」、ぼ(時間が開くとどう接してたか忘れる陰キャあるある…)
26 佐々木「喜多のとんでもエピ初めて聞いたわ~ 昔からそういうとこあるよね~」 [てか、逃げたギターの件、言ってなかったんかい。]
28 湧き水ぼっち
30 ぼ(そっそういえば中古車店って従業員に過酷なノルマを設定したりゴルフボールで車を破壊するそんじょそこらのロックバンドよりロックしてる恐ろしい場所じゃ…)
30 山「私の昼ごはんを全部枯らした恨みは忘れない…」
34 喜が作詞もやってると勘違いされて溶けるぼ
34 路上練習でクラクション鳴らされて車校辞めた山
34 喜(先輩って意外とひとりちゃんより繊細よね…)
37 なんばガールズの向井に絡まれるぼ・Ame
41 何故か阪神の試合に連れていかれるぼ・Ame
43 後藤ひとりが比叡山の山奥で一つ一つ丁寧に氣を込めたピック
45 店長「バンドマンはなあTシャツ売って生きてんだ!!」
51 五月病でゾンビと化し、ハムに噛り付いてるぼ
51 喜「いつもあんなよ~ ひとりちゃんお肉好きだもんね~?」
51 退学代行サービスの広告を見るぼ(代行に依頼する代行が欲しい…)
52 喜「いっ今更…毎日が五月病みたいなものでしょ!」
53 スポーツヒエラルキー 日本陰キャ協会調べ
55 何故かバスケの解説してくる謎の男子
56 バスケ下手なのがバレて恥ずかしがる佐々木
58 何故か偵察に来てる他校の男たち「ふん…秀華高校やるじゃねえの」「後藤ひとり…データは持ち帰らせてもらう」
60 すっかり山の足として利用されてる虹
60 虹・山で静岡行くのに何故かついてくるヨヨコ [大槻さん、大学で虹夏しか友達おらんのやろうなあ。]
62 山「最近古古古米と水道水だけの生活だったから…」
63 山「トイレ…行きたい…」
65 山(これは罰なのか…今まで数多の人間にお金を借りてきた私への…)
68 自治厨厄介オタクと化すファン2号
73 2号「わっわっ私の事嫌いじゃない…?例の人とか裏で言ってない?トゥイッターミュートにしてない!?たまに怖いもの見たさで私の呟き見に来たりしてない!?」
74 ぼ「きっ嫌いどころか 新曲リリースする時は一番最初に二人の顔が思い浮かびますよ…」 [普段の奇行さえなければ、売れてからも初期のファンを大切にするアーティストの鑑みたいな後藤。]
75 アルバム発売日に変装してCDショップに行く4人 [虹夏のドリトス、帽子から貫通してて草。]
76 街中で声かけられたいのであえて変装しないぼ [声かけられたところでまともに対応もできんやろ、お前。]
78 自分達のアルバムが並べられてるのを見て涙ぐむ山 [サングラスかけて必死に隠そうとしてるのがもう最高に萌える。]
80 全然気づかれないぼ、虹(隠れてないのに全然気づかれてない!)、喜(オーラがなさすぎるわ!) [あんな目立つジャージ着てるのに気づかれないんだ…。]
80 アルバム買ってくれた人に声かける虹
81 しれっと変装して気づかれなかった事実を隠蔽するぼ
82 記念写真に写り込んで心霊写真みたいになってるファン2号
84 ぼ(後藤ひとり釈迦モード 涅槃スイッチオン!!)
85 ラジオ本番前の打ち合わせで通ぶる山、MCの人(浅い知識の素人が一番だるいんだよな~)
86 本番緊張して「はい」しか言わない山
88 ラジオ本番で意味不明なこと話すぼ「いっ『1977』はカニ漁船1977号に乗っていた船員エイハブとスターバックへの鎮魂歌なんです…」
89 喜の最近ハマってる物について答えるぼ「あっタピ…マリトッツォです」、虹「陽キャへの解像度が8ビットくらいしかない…」
90 スタジオで歯ギターを披露するぼ
93 山田家での夕食でサソリ・マムシ・乾燥ナマコを食べる4人、喜(ひとりちゃんバクバク食べてて怖かったわ…)
96 スコープ付き耳かきで自分の耳を掃除するぼ
97 ぼのカビ臭を「木造平屋のおばあちゃんの家の匂い」と誤認して安心して眠る虹 [カビの臭いするきららヒロインっていったい…。]
98 山「皆トイレ行った?」「ねぇトイレ行った?」「皆本当にトイレは行ったか!?」 [前回の尿意我慢がトラウマになってる山田リョウ、あまりにも愛おしい。]
103 高校の入学式の日、自宅で吐くぼ [ちゃんと高校の制服着てる後藤、初めて見た。]
106 実は入学式の日に出会っていたぼ・喜
112 中学の文化祭ライブでスベり、屋上で泣く山
114 虹「…あのさ もしよかったら一緒にバン…」、山「これ 私が普段やってるバンド ざ・はむきたす」「よかったら今度観にきて」、虹「あ!バンドやってるんだ」、虹(まぁそっか!) [うつむきがちだけど少し誇らしげな山田、もう完全に彼氏を友達に紹介する時の表情だし、その後の虹夏の表情も完全に、好きな人に既に恋人いたと知って内心ショック受けてる時の表情やん。]
117 屋上で「暇ならベースやって!」と誘う虹 [虹夏ちゃん、中学時代から山田にずっと片想いして遠くから応援してる女子やん。]

第1~4巻については以下の記事へどうぞ

kyuusyuuzinn.hatenablog.com