読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

新・怖いくらいに青い空

アニメ・マンガ・ライトノベル考察

『けいおん!』第1期、各話感想

アニメ けいおん

BSプレミアムで4月から『けいおん!』の再放送やってるど、皆さんちゃんと見てますか? 私も久しぶりに『けいおん!』を見て、懐かしいなあと思うと同時に、いろいろ新しい発見もあって、りっちゃんも最高に可愛くて、もう大満足でした。ここでは、第1期の感想や印象に残ったシーンなどを挙げておきます。

第1話「廃部!」

けいおん!』をはじめて見た時は唯が可愛すぎてたまらなかった。特に、職員室でのドジっ子描写(律や澪との初対面シーン)や、入部するのやめますって言ったあと泣きだすシーンとか、うんたんとかが、豊崎さんの名演技とも相まって実に良い感じなのだ。だが、今になって見返すともう、りっちゃん隊員しか目に入ってこない。りっちゃんという存在自体がもう最高に可愛い。澪と一緒に部員を探してる時とか、紬と一緒にマックで作戦会議してる時とか、音楽室の前でモジモジしてる唯に声をかけるところとか、もう律の一挙手一投足が可愛くて仕方がない。特に、唯や紬をなんとしてでも入部させようと奮闘しつつも、ところどころでまだ親しくなる前の初々しい距離感がにじみ出てくる感じが、なんかもう最高に愛おしいです。

第2話「楽器!」

「りっちゃんはドラムって感じだよね」って言われてちょっとムキになってるりっちゃん可愛い。あと、自分が人前に出ることを想像して頭から蒸気を爆発させる澪と、その場面でのデフォルメ感の強い作画が面白い。りっちゃんの私服も可愛かったですね。後から振り返ってみると、第1期はこの第2話と第3話あたりが一番「日常系」らしかったかもしれない。その後は、合宿やら学園祭やら、何かと行事がたくさんあって、すごい速いテンポで話が進んでいったから。

第3話「特訓!」

89点のテストをドヤ顔で唯に見せる律、「テスト前日に泣きついてきたのはどこの誰だ」と皆にばらされて照れる律、澪と紬の点数を見て「ウゲッ!」っていう顔をする律。唯の部屋で退屈そうにあくびする律、テーブルに肘をつきながら周りを見渡す律、落ち着きなく部屋の中を動き回る律、勉強の邪魔をして部屋を追い出される律。素晴らしいとしか言いようがないですね。はあ、もうなんて可愛い生き物なんだ…。

第4話「合宿!」

シリーズ屈指の澪回。せっかく合宿に来たのに遊んでばっかりな軽音部。自分達このままで大丈夫なのだろうかという不安な気持ち。それが夜の花火のシーンで一瞬のうちに浄化されていく。ほんの一瞬だけ光に照らされたステージの先に、澪と視聴者は光り輝く未来を見たのだ。一方、今回も律は異次元の可愛さで、もはやテレビの前で死人が出るんじゃないかというレベルである。海辺ではしゃぐ律、短パン姿の律、澪をからかう律、泣いてしまった澪を慰める律、その全てが愛おしい。

第5話「顧問!」

さわ子先生の本性が分かる回。本で望遠鏡作ってうっとりした顔でさわ子先生を見つめる紬さん可愛い。椅子の上に乗ってアルバム見てるりっちゃんがクソ可愛い。恥ずかしいとか言ってなかなか歌詞を見せようとしない澪と他3人の寸劇が面白い。律の「なぜなら!私が部長だから!」の言い方が可愛い。

第6話「学園祭!」

やはり京アニの文化祭回は神がかってるなぁ。ミニスカポリス姿の和さん見れるだけで行く価値あるだろ。お化け屋敷よりも、その前で受付してる超可愛いりっちゃんを見に行きたい。回想シーンに出てくる小学生りっちゃんマジ天使。ノリノリでMCをしつつ澪の緊張をほぐそうとするりっちゃん天使!大天使! 澪をリードボーカルにしつつ所々でハスキー唯ボイスが挿入される謎のPV風演出は、当時けっこう話題になりましたね。

第7話「クリスマス!」

ドヤ顔でクリスマス会のチラシ(自作)を見せてくるりっちゃん可愛い。教え子のクリスマスパーティーに参加する痛々しいさわ子先生で爆笑。クリスマスプレゼントで海苔を持ってくる高校生っていったい…。初詣に1人だけ晴れ着着てきて「着替えに帰る!」とか言って拗ねちゃう澪ちゃん萌え。

第8話「新歓!」

年末年始の話をやった次の回はもう4月というテンポの速さ。和が一緒のクラスだと分かって安心し涙目になる澪可愛すぎワロタ。ニワトリの着ぐるみ着た唯を見て逃げ走る憂が可愛い。憂と一緒に部活見学に来た純ちゃん可愛い。結局軽音部に入部しなくて申し訳なさそうにしてる純ちゃん可愛い。あと、梓と一緒に部活見学してた子(名前不明)が可愛い。

第9話「新入部員!」

徹底的にユルい空間を描くことで、その背後にある努力の存在を逆説的に示しているのが、この第9話の特徴ですね。唯もふざけてばかりいるようで実は部のために頑張ってる。律だって部長としてみんなのことを気にかけながら頑張ってる。けど、入部したばかりの新入生にはそれが上手く伝わらないということもまた事実。梓の中で「自分はここに居ていいのだろうか?」という不安がじわりじわりと押し寄せてくる描写をきちんと描いたことで、最後の演奏シーンが輝いて見えるようになる。

第10話「また合宿!」

あずにゃんの律先輩ディスり、からの、律先輩登場が最高に笑える。澪になでなでされて喜ぶ梓と、それを恍惚とした眼差しで見つめるムギちゃん萌えた。線香花火に「ガンバレ!ガンバレ!」って声をかけるムギも萌える。合宿を通して梓がこれまで見えなかった先輩達の一面を垣間見るという構成は、ベタかもしれないけど良かった。

第11話「ピンチ!」

神回。最高という言葉では言い表せないくらいの神回。普段は明るくていつも笑顔で満ち溢れている律が、この日だけは不安と嫉妬の入り混じる悲しげな表情をしている。それは、誰が悪いというわけでもない、ただちょっと感情の歯車が狂ってしまっただけなんだけど、それでもこのどうしようもなく込み上げてくる感情が、律と視聴者の心をえぐっていく。でも、最後にはやっぱり元いた場所へ、自分にとって最も心地の良い、大切な人の隣へと戻っていく。表向きは大ざっぱで元気いっぱいだけど、実はとても繊細で寂しがりな律と、そんな律のことをよく理解してずっと側にいてくれる澪。この2人の関係性が本当に尊くて素晴らしいとしか言いようがない。原作漫画の雰囲気をあえて壊し、シリアスな場面を描くという選択をしたからこそ、こういう名場面が生まれた。日常系アニメでこれに匹敵する神回は、もう二度と見れないかもしれない。

第12話「軽音!」

この最終回を見て「ああ、やっぱり第1期は完全に唯の物語だったんだなあ」と思った。これまでただ何となく毎日を過ごすだけだった女の子が、高校生になり、自分が本当に夢中になれる特別な居場所を見つけていく物語。ステージの上で泣く唯の姿は、軽音部に入る前の唯の残滓だ。他人に頼りっぱなしで、やりたい事も見つからなくて、自信も持てなかったかつての自分。でも、軽音部に入って、大切な仲間と出会い、大きく飛躍を遂げた今の自分。その感謝と喜びが全て凝縮されて歌となり発散されるからこそ、最後のライブがアニメ史に残る名シーンとなったのだろう。

第13話「冬の日!」

りっちゃん隊員を愛する全ての人が歓喜したであろう奇跡の神回。ラブレターを読んでちょっとドキドキしちゃってるりっちゃん、登下校時にキョロキョロと周りを見回すりっちゃん、前髪を下ろしたりっちゃん、弟と仲良く街を歩くりっちゃん。もう最高すぎるだろ…。くそう…くそう…。俺もりっちゃんの弟として生まれたかった…。

第14話「ライブハウス!」

梓が唯に向かって「湿布か!?」ってツッコミ入れるところが良かった。何というか、紆余曲折あったけどようやく部に打ち解けてきたんだなあ、という感じがしてホッとする。大晦日に唯の家で百合寸劇やってる律澪が素晴らしすぎて「もう結婚しちゃえば?」とすら思える。

総評

全体的な感想から言うと、まあ、「りっちゃん可愛い」としか言いようがないんだけどね。あと、日常系アニメと言いつつも、非日常のイベント(合宿、学園祭、新歓ライブ、クリスマス)を軸に話が構成されていて、『ゆゆ式』や『きんいろモザイク』のような後発の作品とは雰囲気が異なっているように感じる。これが2期になると、特別なイベントも何もないごく普通の日常が描かれるようになる。個人的には、2期は話が間延びし過ぎな気もするので、この第1期くらいのあんばいがちょうど良いと思う。

第2期と劇場版については、まだBSでの放送が終わっていないので、それが終わり次第、感想を書く予定です。