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新・怖いくらいに青い空

アニメ・マンガ・ライトノベル考察

『クズの本懐』と『小林さんちのメイドラゴン』について

今季アニメの第1話をざっと見ましたが『クズの本懐』がダントツで良いですねぇ。特に、ヒロイン・花火役の安済知佳さんの演技が素晴らしいんですよ。子どもの頃からずっと片思いしている先生に好きな人がいると知って、ひたすら思考がネガティブになってやさぐれてる感じを上手く演じています。その一方で、恋敵に敵意を向けるシーンとか、麦の家でのベッドシーンとか、感情が表に出てる時の声も良いですよね。

安済さんと言えば、『クオリディア・コード』で千種明日葉を演じていていました。その明日葉ちゃんがお兄ちゃんに対して「え?何?キモいキモい」みたいな感じになってるシーンは毎回、いわゆる声優声優した演技がかった声じゃなくて、「完全に警戒心とか緊張とかを解いた上で接することのできる肉親との会話」感が上手く再現されてて、ストーリーや作画は散々でしたが唯一そこだけは見所があったと言っても過言ではないと思います。

一方、世間一般で安済さんと言えば、『ユーフォ』で高坂麗奈を演じていたことで有名ですが、やはり京アニのキャスティングは秀逸だなあと改めて思いました。『ユーフォ』の例でいえば、久美子役の黒沢ともよさんの演技も良かったんですが、2期の12話で部長さんが最後の挨拶で泣き出してしまい、最後らへんもう何言ってるか全然わからなくなってるのがメッチャ愛おしくて、この泣き演技は早見沙織さんにしか出来ないよなあと唸らせてくれるシーンでした。

さて、その京都アニメーションが今期製作したのが『小林さんちのメイドラゴン』で、そのヒロイン・小林さん役が田村睦心さんという、これももう素晴らしいとしか言いようがないキャスティングとなっています。小林さんのどことなくボーイッシュで着飾らない姿が、ハスキーな田村さんの声とよく合うんですよ。しかも、メイド談義で荒ぶってるときの演技も流石ですし、全体的にキルミーベイベーのソーニャちゃんを彷彿とさせる演技で、キルミスト大歓喜のアニメと言えるんじゃないでしょうか。