『SSSS.DYNAZENON』第6話は、いわゆるYoutuber的なもの、仲間内で盛り上がるネタを投稿して再生数を稼ぐ行為に対して、極めて示唆的な描き方をしているように思います。
またこれは、同じTRIGGER製作のアニメ『SSSS.GRIDMAN』第4話におけるYoutuberの描かれ方と通じるものがあります。
そこには、昨今のYoutuber文化のような物への批判的姿勢があります。要するに、Youtuber的な「ノリ」がいじめやセクハラ等と表裏一体のものであることが、しっかりと描かれているのです。
その直後に教室でクラスメイトの女子2人にいじられる蓬くんを描くのも非常に示唆的だと言えます。
蓬くんは笑っているけれども、これだって見ようによってはいじめに近いものだと捉えることもできるわけです。いじめかそうでないかの線引きはとても曖昧で、簡単に決められるものではない。だからこそこの問題は難しい。
これはとても現代的でチャレンジングなテーマであるように思うけれど、これが本筋のストーリーとどのように関連してくるのか、後半がとても気になる。