新・怖いくらいに青い空

アニメ・マンガ・ライトノベル考察

駅に隣接している城

鉄道で各地を旅していると、駅のすぐ近くに城があるケースが多いことが分かる。

「城の周りにはかつて城下町があって栄えてたんだから、そういう場所に駅を作るのは当たり前でしょ?」って思うかもしれない。

しかし、普通に近くにあるというレベルを超えて、城と駅が密着しているケースが結構あるのだ。いくつか例を挙げる。

福山駅福山城跡。駅の北側に隣接するように城がある。
白河駅小峰城跡。こちらも駅のすぐ北側に城がある。
三原駅と三原城跡。もはや駅と城が合体していると言っていいレベルの近さ。
佐野駅と佐野城跡。地図では特に記載ないが、駅のすぐ北にある丘が城山公園(佐野城跡)である。

県庁所在地でも、例えば次のような例がある。

徳島駅徳島城跡。
甲府駅甲府城

探せば他にもたくさん見つかると思う。

なんでこれほどまでに駅と城が近いのか。これはもう、城の敷地を駅として使ったから、としか考えられない。あるいは、城に隣接する武家屋敷などを駅にしたのかもしれない。

地方都市の駅というのは、昔は旅客だけでなく貨物の積み下ろし等もやっていたので広大な敷地が必要だった。そんな土地を街中で確保するとなると、やはり城の敷地を使うしかなかったのだろう。