鉄道で各地を旅していると、駅のすぐ近くに城があるケースが多いことが分かる。
「城の周りにはかつて城下町があって栄えてたんだから、そういう場所に駅を作るのは当たり前でしょ?」って思うかもしれない。
しかし、普通に近くにあるというレベルを超えて、城と駅が密着しているケースが結構あるのだ。いくつか例を挙げる。




県庁所在地でも、例えば次のような例がある。


探せば他にもたくさん見つかると思う。
なんでこれほどまでに駅と城が近いのか。これはもう、城の敷地を駅として使ったから、としか考えられない。あるいは、城に隣接する武家屋敷などを駅にしたのかもしれない。
地方都市の駅というのは、昔は旅客だけでなく貨物の積み下ろし等もやっていたので広大な敷地が必要だった。そんな土地を街中で確保するとなると、やはり城の敷地を使うしかなかったのだろう。